「H11HW」(Huawei Technologies製)

イー・モバイルは10日、音声サービスに対応した携帯電話の新製品「H11HW」(Huawei Technologies製)を発表した。同社のデータ通信向け端末(D02HW、D03HW等)を開発・製造しているHuawei Technologies(ファーウェイ・テクノロジーズ)が、欧州向けの「U550」をベースに開発した、日本国内向けとしては初となる電話機タイプのモデル。14日よりイー・モバイル取扱店およびイー・モバイルオンラインストアにて販売が開始される。

イー・モバイルの音声対応端末の第3弾となるH11HWは、同社で初めてテレビ電話機能に対応したモデルで、テレビ電話用に約30万画素のイン(サブ)カメラを搭載している。アウト(メイン)カメラは200万画素(最大解像度は1,600×1,200)、データフォルダは約60MB、最大2GBのmicroSDカードに対応したスロットを備える。

メディアプレイヤーの対応ファイル形式は、WAV(ADPCM)、MP3、MIDI、AMR、AAC、AAC+、Enhanced AAC+、QCPのオーディオファイルと、MP4、3GP、3G2、PMDの動画ファイル。閉じた状態での前面には、本体を開かなくても音楽プレイヤーが操作できるフラットキーのほか、1.0インチの有機ELディスプレイも搭載する。

本体オープン時。左からブラック、ホワイト

折りたたんだ状態で音楽プレイヤーが操作できるキーのほか、カメラとサブディスプレイも搭載されている

本体向かって左側の側面

本体向かって右側の側面。充電とイヤホンジャックの端子は兼用

ヒンジ部分

電池蓋は、ヒンジにあるシルバーの金具を押し込みながら開ける

モデムとしてデータ通信を行う際のインタフェースは、USB2.0もしくはBluetooth1.2となり、受信最大3.6Mbps(USB接続時)の通信が可能。データ通信中に音声通話の発着信も可能となっている。

数字キーとソフトキーには、フラットなシートキーを採用。バックライトはブルーに点灯する

「設定メニュー」の画面

「接続設定」では「Bluetooth」「モデム」「アクセスポイント」の項目が並ぶ

「接続設定」で「モデム」を選択すると、「USB経由」か「Bluetooth経由」のいずれかを選択できる

「アクセスポイント」では「EMnet」以外の接続先を設定する事が可能

メインディスプレイは2インチのQCIF+(176×220ドット)TFT液晶、ベーシックな機能を重視したコンパクトモデルとして、モノトーンのブラックおよびホワイトの2色展開となる。

「メール編集」画面には「宛先」「Cc」「Bcc」「件名」「内容」の項目が並ぶ

「メール編集画面」で「内容」を選択すると、本文入力、添付設定、タイマー送信などの各選択メニュー画面に推移する

「テキスト編集」(本文入力)画面。日本語入力は「ATOK」を採用

また、SIMロックはかかっていないが、NTTドコモエリアでのローミングサービスは非対応だという。新規契約時価格は、新にねんの場合で5,980円、ベーシックプランの場合は29,980円となり、「他社と異なり割賦販売でもなく非常に安価で提供できる端末」(イー・モバイルのエリック・ガン社長兼COO)としている。

(2106bpm/K-MAX)

サイズ 約49.5×97.8×17.5mm(折りたたみ時)
質量 約105g(電池パック含む)
連続通話時間/連続待受時間 約190分/約380時間
充電時間 約2.5時間
ディスプレイ メイン 約2.0インチQCIF+(176×220ドット)TFT液晶
サブ 約1.0インチ(96×94ドット)有機EL
カメラ アウト 有効画素数約200万画素CMOS
イン 有効画素数約30万画素CMOS
外部メモリー(推奨容量) microSDカード(最大2GB)
カラーバリエーション ブラック、ホワイト