オープンワイヤレスネットワーク、ワイヤレスブロードバンド企画、アッカ・ワイヤレスの3社は11日、総務省が申請を受け付けている2.5GHz帯を使用した広帯域移動無線アクセスシステムの免許について、それぞれモバイルWiMAX方式での申請を行った。

関東総合通信局の江嵜正邦局長(左)に申請書類を提出するオープンワイヤレスネットワークの深田浩仁社長

同、ワイヤレスブロードバンド企画の田中孝司社長(右)

同、アッカ・ワイヤレスの木村正治社長(右)

オープンワイヤレスネットワークはイー・アクセスやソフトバンクら、ワイヤレスブロードバンド企画はKDDIやインテルら、アッカ・ワイヤレスはアッカ・ネットワークスやNTTドコモらが出資するモバイルWiMAX事業の企画会社。2.5GHz帯ではこの3社のほか、すでにウィルコムが次世代PHS方式で免許申請を行っており、各社とも免許取得後に無線ブロードバンドサービスを提供するとしているが、今回の周波数割り当て計画で用意されるのは2,545~2,575MHzおよび2,595~2,625MHzの2枠で、実際に免許を取得できるのは前出の4社のうち2社のみとなる。

同日、午前中にまずオープンワイヤレスネットワーク代表取締役社長兼COOの深田浩仁氏が東京・千代田区の総務省関東総合通信局を訪れ、事業計画などの申請書類を同局長の江嵜正邦氏に提出した。続いてワイヤレスブロードバンド企画代表取締役社長の田中孝司氏、午後になってアッカ・ワイヤレス代表取締役社長の木村正治氏が同様に申請を行った。総務省では年内にも4社の中から免許事業者を決定する見通し。

また、オープンワイヤレスネットワーク、アッカ・ワイヤレスは同日中に記者会見を開催し、モバイルWiMAXを利用した無線ブロードバンドサービスについて説明する予定。ワイヤレスブロードバンド企画は9月18日の会社設立発表時、すでに同趣旨の会見を行っている。

(オープンワイヤレスネットワークアッカ・ワイヤレスの詳報は追って別記事で掲載いたします)