Entourage 2008は、Mac OS X 10.4からサポートされた高速検索機能「Spotlight」に対応していいる。デフォルトでは、メール機能で受信したメッセージとカレンダー機能のイベント / To Doが、Spotlightの検索対象としてインデックス化されている。

Spotlight検索は、作業中のアプリケーションと関係なく、デスクトップで作業しているときいつでもショートカットキー (初期値ではCommand - SPACE)、またはウィンドウ右上のアイコンをクリックして検索を開始できることが特徴。しかし、検索対象が広範なファイル / アプリケーションにおよぶため、出現頻度の高いキーワードを利用すると、ヒット件数が増えてしまうという悩みもある。

環境設定パネルで「Spotlight検索結果にEntourageアイテムを含める」が有効なときは、SpotlightバーからEntourageの情報を検索できる

検索対象がEntourage 2008で受信したメッセージであれば、Entourageの検索バーを利用する手もある。ウィンドウ左端のフォルダビューで対象を指定してから検索を開始すると、そのメールボックス / フォルダに範囲が絞られるため、検索スピードが向上する。イベントやTo Doについても同様、フォルダビューで範囲を絞ったうえで検索した方が、目的に速くたどりつけることだろう。

右上の検索エリアにキーワードを入力すると、範囲限定で高速検索できる