Office 2008 for Macに新しく採用されたOOXMLは、従来のファイルフォーマットとは互換性がない。OOXML採用以前のOffice -- Mac版でいえばOffice 2004 for Mac、Windows版でいえばOffice System 2003 Editions -- では、OOXMLの文書を開くことはできない。

Office 2008 for MacおよびWindows版Office 2007で作成した文書をそれ以前のOfficeで開くには、変換ソフト「Open XML File Format Converter for Mac」が必要。現在公開されているβ版では、以下の形式のOOXML文書が変換可能だ。

  • OpenXML形式で記録されたWord文書(.docx)
  • マクロ付きのWord文書(.docm)
  • PowerPoint文書(.pptx)
  • PowerPointスライドショー(.ppsx)
  • PowerPointテンプレート(.potx)

OOXMLを以前のOfficeで開けるようにする「Open XML File Format Converter for Mac」

正式版は2008年春頃のリリースが予定されている

なお、現行バージョンのOpen XML File Format Converter for Mac (v0.2.1)で変換したファイルを開くには、Office 2004 11.3.4以降、またはOffice v. X 10.1.9以降が必要。それ以前のMac版Officeで開きたい場合には、Office 2008 for Mac側で保存する際に従来の(OOXML以前の)ファイルフォーマットを指定しなければならない。