Office 2008 for Macの「Mac Only」な機能として、Mac OS X用アプリケーションとの連携機能が挙げられる。ツールパレットからiPhotoライブラリ上の写真を閲覧 / インポートできることは、文書を作成するうえで有効だ。

PowerPoint 2008には、スライドをiPhotoライブラリへ送信(エクスポート)する機能が追加された。従来のバージョンでも、スライドを画像として出力する機能は装備されていたが、iPhotoライブラリへの直接送信が可能になり、より手軽にiPodと連携できるようになった。PowerPointで作成したスライドをiPod touchでプレゼンテーションといった使い方も、わずかな操作で可能になる。

エクスポートの形式にはJPEGとPNGのどちらかを選べる

スライドをiPhotoライブラリへ送信するには、そのスライドを開いた状態で[ファイル]→[送信]→[iPhoto...]を選択する。現れた「iPhotoに送信」ダイアログでは、新規アルバム名と画像形式(JPEG / PNG)、どのスライドを出力するか(すべて / 選択済み)を指定しよう。これで[iPhotoに送信...]ボタンをクリックすれば、スライドはiPhotoライブラリに取り込まれる。あとはiTunesを利用してiPodと同期すれば、iPodでスライドショーの閲覧が可能だ。

このようにiPhotoにエクスポートされるので、あとはiTunesを使いiPodへ転送すればOK