Word文書で表を利用することは、Excelのワークシートを貼り付けるか、慣れない罫線の扱いと格闘しながらぎこちないデザインの表を作成するかの二者択一がこれまでの認識。しかしWord 2008に用意された「クイック表」を利用すれば、こなれたデザインの表がいとも簡単に作成できる。

クイック表を文書に挿入するには、エレメンツギャラリーから「クイック表作成」を選択する。10種超用意された表のなかから好みのデザインを選択すると、カーソル位置に空の表が挿入されるはずだ。

クリックするだけで、見栄えよくデザインされた表をカーソル位置に作成できる

挿入される表は、デフォルトで3列×8行に設定されている。表にカーソルを置いた状態で[ツール]ボタンをクリックすると、書式パレットに「表」項目が含まれているはずなので、ここに用意されている機能で表のデザインに手を加えてみよう。

書式パレットの「表」項目には、セルの結合 / 分割などの処理を行うための機能が集められている

たとえば、セルの結合は、対象とする複数のセルを選択した状態で[結合]ボタンをクリックすればOK。横 / 縦方向を問わずに結合できるので、2列にまたがるイレギュラーなセルを作成したいときなどに便利に使える。セルの分割も、[分割]ボタンを使えば同じ要領で作業できる。