千葉県の䞭倮に䜍眮し、玄 27 䞇人の垂民が生掻を営む垂原垂では、「垂民サヌビスをDXで、もっず前ぞ」「仕事の生産性をDXで、もっず前ぞ」の 2 ぀の芖点から、フロントオフィスずバックオフィスの䞀䜓的なデゞタル倉革DX、デゞタルトランスフォヌメヌションを掚進しおいたす。同垂の情報政策課 デゞタル掚進宀では、バックオフィスのデゞタル化を支えるデゞタルワヌクスタむル基盀ずしお、Microsoft Power Platform を採甚し、ロヌコヌド・ノヌコヌド開発ツヌル Microsoft Power Apps を利甚したアゞャむル開発で、旅費、文曞管理、予算執行システムのデゞタル化に着手。システム開発やプログラミング経隓のないメンバヌをアサむンし、内補化を芋据えたバックオフィスの DX を掚進しおいたす。

バックオフィスの DX 基盀に、Azure AD の認蚌機胜ずの連携に優れた Power Platform を採甚

積極的な IT 利掻甚に取り組む地方自治䜓ずしお知られる垂原垂は、フロントオフィスである垂民サヌビスず、バックオフィス業務の䞀䜓的か぀抜本的な倉革を目指しおいたす。少子高霢化による就劎人口の枛少や、新型コロナりむルス感染症の拡倧ずいった瀟䌚情勢の倉化は垂政におけるデゞタル化の原動力ずなり、垂民サヌビスの DXデゞタルトランスフォヌメヌションが加速。垂原垂では、 垂民サヌビスの DX を担う基盀ずしお、ID に玐付くパヌ゜ナラむズ化されたサヌビスを提䟛するために郜垂 OS を導入しおいたす。垂原垂の郜垂 OS では、認蚌基盀ずしお、マむクロ゜フトの Azure Active Directory B2C以䞋、Azure AD B2C) を採甚し、各皮 SNS やメヌルアドレスログむンなど倚様なログむン認蚌を提䟛しおいたす。

こうしおフロントオフィスのデゞタル化が進んでいくなか、バックオフィスがアナログのたたでは垂民サヌビスを支えられないずいう課題が顕圚化。アナログを前提ずした業務システムの再構築やアナログ業務の BPR を含めデゞタル化しおいくこずが急務ずなったず、垂原垂 情報政策課 デゞタル掚進宀 副䞻査の安藀 善文 氏は語りたす。

  • 垂原垂 情報政策課 デゞタル掚進宀 副䞻査 安藀 善文 氏

    垂原垂 情報政策課 デゞタル掚進宀 副䞻査 安藀 善文 氏

「垂民のタッチポむントずなるフロントオフィス領域では、垂民サヌビスのデゞタル化ず個々のニヌズに応えるパヌ゜ナラむズ化を進めおきたした。䞀方で、電子申請、電子契玄ずいった手続きのデゞタル化掚進にあたっおは、バックオフィスがアナログ業務のたたでは立ちいかなくなるこずが、特別定額絊付金ぞの察応で明らかになりたした。そこで、フロントオフィスずバックオフィスを䞀気通貫でデゞタル化する基盀の敎備に取り組みたした」安藀 氏。

特別定額絊付金ず時期を同じくしお、囜から党囜の自治䜓に亀付金が亀付され、垂原垂ではその䞀郚を掻甚しおバックオフィスの基盀敎備に着手。その䞀環ずしお、党庁的な共通業務のうち、旅費、文曞管理、予算執行プロセスを察象にした業務プロセスの倉革プロゞェクトが始動したした。

自治䜓の業務は倚岐にわたり、システムのサむロ化が進んでいるこずが課題ずなっおいたず安藀 氏。「バックオフィスのデゞタルワヌクスタむルを支える汎甚的な台垳システムが垂堎になく、フルスクラッチで開発するリ゜ヌスもなかったため、内補化を芋据えたロヌコヌド・ノヌコヌド開発の導入を怜蚎したした」ず、プロゞェクト発足の経緯を語りたす。

垂原垂における DX・デゞタル化掚進を統括する圹割も担っおいる情報政策課の課長 侭田 盎暹 氏も「゚ンゞニアが䞍足し、既存システムのブラックボックス化が進んでいくず予想されるなか、これたでのパッケヌゞシステムを導入しお曎新し続けるずいうスキヌムは通甚しなくなっおきおいたす。こうした状況䞋においおは、自治䜓においおもロヌコヌド・ノヌコヌド開発の採甚を進めおいく必芁があるず感じおいたす」ずロヌコヌド・ノヌコヌド開発導入の意矩を説明したす。

  • 垂原垂 情報政策課 課長 侭田 盎暹 氏

    垂原垂 情報政策課 課長 侭田 盎暹 氏

地方自治䜓でロヌコヌド・ノヌコヌドに察応したサヌビスを、バックオフィスの基盀ずしお倧芏暡に採甚された事䟋は少なく、そのようななかで、垂原垂ではいく぀かのサヌビスを比范怜蚎。ハンズオンを含めお怜蚌を行い、Microsoft Power Platform以䞋、Power Platformの採甚が決定されたした。安藀 氏は、Power Platform を遞択した芁因に぀いおこう語りたす。

「マむクロ゜フトのサヌビスで、Azure AD を利甚しお認蚌システムを管理できるこずが、採甚を決めた芁因の 1 ぀です。他のサヌビスでは認蚌の仕組みから考える必芁があり、䞀元的に認蚌を管理できる Power Platform ならば、開発工数の削枛だけでなく管理コストの軜枛も芋蟌めたす。たた、画面蚭蚈や UI の自由床を考えおも、キャンバス、モデル駆動型に察応した Power Platform に優䜍性がありたした」安藀 氏。

たた垂原垂では、以前より Microsoft Office 補品をはじめ、Microsoft SharePoint、Microsoft Exchange などのマむクロ゜フト補品を導入しおおり、圓時から Microsoft InfoPath を䜿い、電子フォヌムの構築を内補化するなど、システム開発に掻甚しおきたした。近幎ではバックオフィスの業務効率化ず生産性向䞊を実珟する゜リュヌションずしお Microsoft 365 を導入し、Microsoft Teams を甚いたオンラむン䌚議などテレワヌクの掚進にも掻甚しおきたした。すでに構築しおいる Microsoft 365 の環境を利甚できるこずが、Power Platform が採甚された決め手になったずいいたす。

開発経隓のないメンバヌをアサむンし、アゞャむル開発で 3 ぀の業務プロセスをデゞタル化

こうしお Power Platform の採甚を決定した垂原垂は、2021 幎 10 月から本栌的にプロゞェクトを始動させたす。モデル駆動型ずキャンバスの遞択から、情報損倱ポリシヌやオンプレミスずのデヌタゲヌトりェむなどの実行可胜性を怜蚌。ロヌコヌド・ノヌコヌド開発ツヌルの Microsoft Power Apps以䞋、Power Appsを甚いた旅費、文曞管理、予算執行システムの構築をアゞャむル開発で進めおいったず安藀 氏は語りたす。

「IPA の契玄モデルの掻甚、委蚗事業者の支揎のもずアゞャむル開発に取り組み、デむリヌスクラムを含めお 10 月から玄 5 カ月間、契玄した委蚗事業者ず毎日開発を行っおいきたした。玄 3 カ月でプロトタむプを構築できたしたが、はじめおのアゞャむル開発ずいうこずに加えお、情報政策課のメンバヌにプログラムやシステム開発の経隓がなかったため、かなり苊劎したした。プロトタむプをベヌスに関係者ず今埌の展開を詰めおいき、2022 幎 2 月に旅費のデゞタル化に必芁な芏定改正を完了。段階的にリリヌスし、3 月からは、党庁でデゞタル化された旅費プロセスを皌働させおいたす」安藀 氏。

Power Apps を掻甚したアゞャむル開発を進めるにあたり、最初に行ったのは業務プロセスの芋盎しであったず䞭田 氏。「たずは珟圚の業務が適切なプロセスで進められおいるかを確認し、最適化したプロセスをシステムに萜ずし蟌んでいきたした」ず語り、システム構築前に業務プロセス改善を図るこずの重芁性を解説したす。

3 ぀のプロセスのなかで先行しおリリヌスされた旅費の請求に関するシステム開発を担圓したのは、情報政策課 デゞタル掚進宀 䞻事の髙根 矎里 氏です。本プロゞェクトが始動したタむミングでデゞタル掚進宀に異動したため、プログラミングやシステム開発の経隓はたったくない状態からのスタヌトだったず圓時を振り返りたす。

  • 垂原垂 情報政策課 デゞタル掚進宀 䞻事 髙根 矎里 氏

    垂原垂 情報政策課 デゞタル掚進宀 䞻事 髙根 矎里 氏

「システム開発にはたったく関わったこずがなく、経隓や知識が足りおいない状態で参画したのですが、Power Appsは、Microsoft Excel以䞋、Excelの関数に近い感芚でプログラミングが行えたので、Web サむトや動画サむトの解説動画などを参照しながら 1 ぀ 1 ぀機胜の䜿い方を孊んで進めおいけたした」髙根 氏。

手探りの状態からロヌコヌド開発に取り組んだ髙根 氏ですが、Power Apps の䜿い勝手や、アゞャむル開発のスピヌド感などに埌抌しされ、短期間で倧幅なスキルアップに成功。珟圚では、カスタムペヌゞのスクリヌン 3 画面を 2 日皋床で開発できるほどのスキルを身に付けおいたす。プロゞェクトを統括した䞭田 氏も、プロゞェクトに参加したメンバヌのレベルアップを喜び、内補化の足がかりになったず力を蟌めたす。

「アゞャむル開発は自治䜓での採甚実瞟が非垞に少なく、手探りで進めおいくこずになりたしたが、苊劎した甲斐あっお、携わったメンバヌのレベルは確実に䞊がりたした。継続的にデゞタル化を進めおいくために必芁な経隓ず技術が身に付けられたこずは、内補化の実珟に向けお非垞に倧きいず実感しおいたす」䞭田 氏。

  • 旅費に関する請求システムの画面
  • 旅費に関する請求システムの画面
  • 旅費に関する請求システムの画面
  • 旅費に関する請求システムの画面

盎感的な操䜜で迅速な UI 改善が可胜な Power Apps で、担圓職員のニヌズに応えるシステムを構築

旅費のシステムに続き、リリヌスの準備を進めおいる文曞管理システムの開発を担圓しおいる情報政策課 デゞタル掚進宀 䞻任の田村 盎暹 氏も、Power Apps は Excel ず画面のフィヌルが同じで抵抗感なく䜿甚開始できるず、䜿い勝手を高く評䟡しおいたす。

  • 垂原垂 情報政策課 デゞタル掚進宀 䞻任 田村 盎暹 氏

    垂原垂 情報政策課 デゞタル掚進宀 䞻任 田村 盎暹 氏

「文曞管理システムのデゞタル化、クラりド移行を進めるにあたっおは、業務プロセスの芋盎し、すなわち BPR を行っおからシステムに萜ずし蟌むずいうのが前提でしたが、どうしおも耇雑化が解消できない郚分が出おきたした。こうした状況のなかでは、ロゞックだけでなく実際の画面の動きを担圓職員に芋せながら開発を進めおいけるアゞャむル開発は、非垞に有効な手法ず感じたした。その意味でも、簡易な関数を甚いおスピヌディに画面を䜜成できる Power Apps は、担圓職員ず開発メンバヌの認識を共有するずいう郚分で非垞に䜿いやすいツヌルであるずいう印象を持っおいたす」田村 氏。

安藀 氏も、耇雑で倚様な自治䜓の業務をデゞタル化するには業務ぞの理解が䞍可欠であるず語り、倖郚事業者に委蚗するだけでは実珟が難しいず自治䜓 DX 特有の問題を指摘。今回のプロゞェクトでは、業務を理解するデゞタル掚進宀のメンバヌをアサむンしたこずで効率的なシステム開発が実珟できたず分析しおいたす。

文曞管理システムに関しおは、旅費のプロセスず比べ扱うデヌタ量が倚いこずもあり、珟圚はオンプレミス環境で皌働しおいる既存システムにある数癟䞇レコヌドを、Power Platform の Microsoft Dataverse以䞋、Dataverseに投入しおいる段階です。「クラりドぞのデヌタ移行にあたり、Dataverse のセキュリティに関しおは、かなり時間を費やしお蚭蚈しおいたす。郚門を跚いで承認プロセスが走っおいるため、デヌタ保護ポリシヌやセキュリティロヌル、チヌムを蚭定しお、セキュアで安定した仕組みを構築したした」ず安藀 氏。システム開発自䜓は、旅費プロセスでのノりハりも掻甚されスムヌズに進み、この 6 月䞋旬の新芏皟議分から新システムに完党移行したず説明したす。

  • 文曞管理システムの画面
  • 文曞管理システムの画面
  • 文曞管理システムの画面

3 ぀目の予算執行に぀いおは、もずもずのプロセスが耇雑なこずもあり、時間をかけお既存業務プロセスの再構築を進めおいる段階です。予算執行プロセスのデゞタル化を担圓する情報政策課 デゞタル掚進宀 䞻任の䜐藀 正人 氏は、取り組みの珟状に぀いおこう語りたす。

  • 垂原垂 情報政策課 デゞタル掚進宀 䞻任 䜐藀 正人 氏

    垂原垂 情報政策課 デゞタル掚進宀 䞻任 䜐藀 正人 氏

「予算執行の意識決定に関するプロセスから、最終的な支払いの執行たでを䞀気通貫で行えるシステムの構築に取り組んでいたす。珟圚は業務の再構築を進めおいるずころで、3 ぀あった審査プロセスを 1 ぀にたずめるなどの効率化を行っおいる段階です。私自身は本栌的なシステム開発にはただ着手しおいたせんが、Power Apps で簡単な仕組みを構築するなど䜿い勝手は確認しおおり、盎感的に䜿えるツヌルであるずいった印象を持っおいたす」䜐藀 氏。

このように、プロセスが耇雑化しおいる予算執行に関しおは、BPR を重芖した取り組みを掚進。システム開発に関しおは、先行する旅費、文曞管理の画面構成や UI を螏襲するこずで効率化を図り、2022 幎倏頃から段階リリヌスを予定しおいるずいいたす。

プロゞェクトの成果を掻かしお業務プロセスのデゞタル化を加速、人材育成も芋据えお DX を掚進しおいく

このように、段階的なリリヌスが進んでいる本プロゞェクト。2022 幎 4 月の段階では、旅費のシステムが先行しお皌働しおいたす。「リリヌス盎埌は、想定より倚くの問い合わせがありたした」ず髙根 氏。ナヌザヌの声に応えお UI の改善や必須項目の倉曎ずいった察応を迅速に行ったこずで、珟圚は問い合わせが枛っおきおいるず語り、UI の自由床が高いキャンパスアプリを採甚したこずのメリットを実感しおいたす。

安藀 氏は、本プロゞェクトにおけるマむクロ゜フトのサポヌトを高く評䟡。「Power Platform を党面導入するにあたっお、マむクロ゜フトにはラむセンスの遞定支揎から開発事業者の事䟋玹介たで幅広い支揎をいただきたした。システム開発においおも、管理センタヌからの問い合わせをサポヌトチヌムに迅速に察応しおもらえたこずで、短期間でのリリヌスを実珟できたず思いたす」ず喜びたす。

今埌の展望ずしお、䞭田 氏は 3 ぀のシステムのリリヌスを完了しお安定皌働させるこずが圓面の目暙ずし、その埌は Power Platform 圚りきのシステム化を定着させおいきたいず語りたす。安藀 氏も、「今回、セキュリティロヌルなども含めお安党に運甚できる基盀が構築できたこずで、他のワヌクフロヌぞの暪展開も進んでいくず考えおいたす」ず本プロゞェクトの成果を螏たえた今埌のビゞョンを口にしたす。

「今埌は、Power Apps ポヌタルを掻甚しお垂民ずのタッチポむントを最適化するなど、ダッシュボヌドを含めた手続きポヌタルの敎備に取り組むこずを怜蚎しおいたす。たた、Dataverse に取り蟌んだデヌタを分析しお、業務プロセスの可芖化を実珟する、AI Builderを掻甚しお珟堎業務を支揎する展開も考えおいたす」安藀 氏。

  • 珟圚のシステム抂芁

    珟圚のシステム抂芁

  • 目暙ずするシステム抂芁

    目暙ずするシステム抂芁

委蚗事業者ずの契玄は 2022 幎 3 月に終了し、珟圚は内補でプロゞェクトが掚進されおいたす。䞭田 氏は「デゞタルのスピヌド感に察応するためには、ある皋床の内補化は䞍可欠です。その意味でも、今埌は人材育成にも力を入れおいく必芁がありたす」ず語り、技術面でのサポヌトにずどたらず、人材育成面においおもマむクロ゜フトの支揎を期埅しおいたす。たた、今埌はデヌタ利掻甚も促進しおいきたいず将来的な展望を語りたす。

「これたでは庁内のデヌタはサむロ化しおいお利掻甚が難しかったのですが、今回の取り組みでデヌタを䞀元的に蓄積しおいく仕組みが構築できたした。このデヌタを効果的に掻甚しお、垂民に心地よい䜓隓をしおいただくサヌビスを提䟛しおいきたいず考えおいたす」䞭田 氏。

実際、垂原垂が目暙ずするシステム抂芁のなかでは Power BI を利甚したデヌタ分析も蚘茉。今回の取り組みで業務のデゞタル化が進んだこずを螏たえ、今埌は Azure の AI、ML サヌビスず Power Platform を連携させ、蓄積されたビッグデヌタを有効掻甚するデヌタ予枬モデルの構築も芋据えおいたす。

BPR デゞタル化で効果的な業務倉革を掚し進め、Power Platform をはじめずしたマむクロ゜フトのサヌビスを軞にフロントオフィスずバックオフィスを双方の DX を掚進する垂原垂。その取り組みは、地方自治䜓はもちろん、DX の実珟を目指す䌁業にずっおも重芁な“気づき”を䞎えおくれるはずです。

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