とても魅力的な照明がある。それは、コニカミノルタの有機EL照明“ヒカルカミ”。
ヒカルカミとは、Lighting Paperと略されているので、名前のごとく”光る紙”という意味だろう。紙のように小型、軽量、薄型の照明だ。
しかし、ヒカルカミを”光る神”と思わせるほど、驚く技術であり、多種多様な活用アイデアがある。今回は、そんな有機EL照明ヒカルカミについて紹介したいと思う。
有機EL照明ヒカルカミとは?
有機EL照明ヒカルカミは、名前の通り有機ELの技術を使った製品だ。
有機ELとは、「オルガニック・エレクトロ・ルミネッセンス(Organic Electro-Luminescence)」の略。
有機ELは、透明陽極と陰極の電極、電子などを効率良く運ぶ物質の層である輸送層(電子輸送層、正孔輸送層)、発光層(電気で発光する有機物質の層)と透明基盤(ガラスやプラスチックの薄い板)が積み重なっている構造になっている。電極に電源をつなぐと、発光層で電子と正孔が結合し発光するものだ。
もちろん、有機ELは、スマートフォンやテレビなどのディスプレイに使われている技術であることを知っているかたも多いことだろう。薄くて軽い、そして綺麗な点がメリット。 では、この有機ELというよく知られた技術を使った有機EL照明ヒカルカミのどのようなところがすごいのだろうか。次で紹介したいと思う。
ヒカルカミの豊富な活用アイデアとは?
ヒカルカミの活用のアイデアにハッと驚かされる。
その前に、ヒカルカミの特徴を紹介したい。同製品はフレキシブルで曲げられる、0.2mmととても薄い、そして軽い、このような特徴がある。
この特徴を生かすことでさまざまな活用アイデアが生み出されるのだ。コニカミノルタは、Facebook「コニカミノルタ ヒカルカミ」で、さまざまな活用アイデアを紹介している。
例えば、100均で購入したギフトバッグとの組み合わせだ。
このギフトバックのLOVEの「O」の部分に描かれているハートを光らせることができる。これは、とっても簡単だ。まず、白い紙を用意してギフトバッグに描かれているハートを鉛筆などで描きうつし、くり抜く。次にくり抜いたハート部分が光るように、後ろから有機EL照明ヒカルカミを貼り付ける、たったこれだけ。
ヒカルカミは白色、赤色やはんだ端子付きなどさまざまなバリエーションがあるのだが、例えば、NFCアンテナ付きフレキシブル有機EL照明(赤、発光面15.25×15.6mm)を選択するとしよう。
そして、スマホやNFC対応のカードリーダーかざすと、ハートがきれいに光るのだ。
ここまで読んで読者の中には、ヒカルカミはいくら位するのだろうと心配になった方もいらっしゃるかもしれない。実は、1650円(税別だと1500円)程度で購入できる。
いかがだっただろうか。100均で購入したギフトバックを使った活用アイデア以外にも、キャラクターものの紙袋、おしゃれなボックス、プラモデル、鉄道模型、ギフトカードなどを活用したアイデアが紹介されている。
是非、コニカミノルタのFacebook「コニカミノルタ ヒカルカミ」を訪れていただきたい。
このようにちょっとしたテクノロジーを活用することで、絵葉書、年賀状、プラモデル、アート作品などに活用することで、より一層高いクオリティのものになり、そして相手に喜んでもらえるものになる。みなさんだったらどのように活用するだろうか。クリスマスプレゼントとしてもよいだろう。