Google Workspaceは各個人に割り当てられたアカウントを基準として、「Gmail」などさまざまなツールを使いながらコミュニケーションする仕組みとなっています。→過去の回はこちらを参照。
もちろん「スペース」のように特定の人に対象を絞ったコミュニケーションも可能ではありますが、メールで一斉連絡をするような時は個々のアカウントを入力しなければならず、頻繁に連絡が必要な場合は不便です。
複数のユーザーアカウントを1つのアカウントにまとめられる「グループ」
そううしたことから、Google Workspaceには複数のユーザーアカウントを1つのアカウントにまとめられる「グループ」という仕組みが用意されています。
例えば部署全員のアカウントを1つのグループアカウントにまとめて登録しておけば、後はそのアカウントに対してメールをするだけで、一斉に連絡できるメーリングリストのような使い方も可能になります。
ただし、Google Workspaceのグループは、そのサービスの性格上、無料/Individual版とBusiness Starter以上とで大きな違いがあることに注意が必要です。Business Starter以上では組織での利用が基本となります。
そのため、自社ドメインでの利用が可能で組織内での情報共有での活用がメインとなる一方、無料/Individual版はドメインを持たない個人での利用が主となり、利用できるドメインが「googlegroups.com」に固定されていることから、どちらかといえば外部の人達とコミュニケーションするメーリングリスト用のアカウントとしての活用が主になるのではないでしょうか。