三菱重工業は、2026年度第2四半期決算を11月6日に発表した。
受注高は前年同期比9%(2,978億円)増の3兆6,125億円。エナジー、プラント・インフラ、インダストリアル・ソリューションの3セグメントで前年同期比増となり、主な事業別ではGTCC、原子力、製鉄機械が大きく伸びたという。
売上収益は同19%(4,095億円)増の2兆5,232億円で、全セグメントで前年同期比増収となった。主な事業別でみると、GTCC、防衛・宇宙、原子力が収益を大きく伸ばしている。
事業利益は同45%(777億円)増の2,493億円。エナジー、インダストリアル・ソリューション、航空・防衛・宇宙の3セグメントが前年同期比増益となり、大きく伸長した事業としてGTCCと原子力を挙げている。こうした事業利益増のほかに為替差益・金融収益も好影響があったことで、当期利益は同77%(883億円)増の2,032億円となっている。
2026年度通期の見通しは、いずれも前回(8月4日)公表時から引き上げた。
受注高は8兆円、売上収益は6兆円、事業利益は6,000億円、当期利益(親会社の所有者に帰属)は4,400億円と予想。あわせて、上限3,000億円の自己株式取得と、自己株式の消却を決議している。
航空・防衛・宇宙セグメントは増収増益
三菱重工の航空・防衛・宇宙セグメントの売上収益は、前年同期比946億円増の6,334億円、事業利益は同27%増の763億円で、増収増益となった。受注高は前年同期の大型受注の反動で、同2,482億円減の2,968億円だった。
防衛・宇宙事業は前年同期の大型受注のリバウンドで受注が減少し、受注高が前年同期の4,276億円から1,538億円に減ったものの、売上収益は前年同期の4,193億円から4,896億円に増加。「工事の進捗は順調」として、増収増益となったことを報告している。
航空事業では、民間機の出荷機数が増え、増収増益となった。三菱重工が公開した補足資料によれば、第1四半期と第2四半期をあわせた上期の出荷機数は、「777」が前年同期と同じ14機、「777X」が3機から8機、「787」が35機から43機へとそれぞれ伸長。特に777Xは第2四半期だけで7機を出荷している。
航空・防衛・宇宙セグメントの通期見通しも上方修正
2026年度の航空・防衛・宇宙セグメントの通期見通しも、前回(8月4日)公表時から引き上げている。
受注高は1兆8,000億円、売上収益は1兆6,000億円、事業利益は1,800億円(増減率19%増)とした。売上高の見通しを事業別でみると、防衛・宇宙は順調な工事進捗を背景として1兆3,200億円に、民間機は出荷実績と生産計画を踏まえて2,800億円に、それぞれ引き上げている。






