オプテージは10月27日、関西エリアのデータセンター間接続(DCI:Data Center Interconnection)サービスを強化し、ダークファイバーサービス「Flex Dark Fiber」として2026年度中に提供を開始すると発表した。
関西一円に展開する同社の光ファイバーネットワークを活用し、顧客専用の光ファイバー芯線を提供する。顧客企業は、提供された芯線を利用して大阪中心部/彩都/けいはんな/生駒/三田/南港などに所在する複数のデータセンター間を接続することができる。なお提供対象は電気通信事業のライセンスを持つ事業者に限られる。
大阪中心部と彩都を結ぶ地中ルートを1000心規模で増強
ダークファイバーは、通信事業者などが保有する光ファイバーのうち、通信サービスに供用されていない芯線を指す(光信号が流れていないことから、暗い/Darkであるとしてこう呼ばれる)。Flex Dark Fiberは、このダークファイバーをデータセンター間の通信に利用する専用の光ファイバー芯線として顧客企業に提供するもの。
大阪中心部/彩都/けいはんな/生駒/三田/南港などのデータセンターエリアを対象に、顧客の要件に応じた接続ルートを構成できる。異なる経路を組み合わせた冗長構成にも対応し、障害発生時の通信経路の確保などに活用できる。
今回の強化では、彩都とけいはんなに向けた光ファイバーネットワークを大幅に増強する。特に大阪中心部~彩都間については、最短距離(オプテージ調べ)で結ぶ地中ルートを1000心規模で増強する。
提供単位はシングルモード光ファイバー(SMF)の2心。提供エリアは前述の各エリアをはじめとする関西圏全域としている。
生成AI普及によるデータセンター間通信の需要拡大に対応
サービス強化の背景には、生成AIやクラウドサービスの普及に伴うデータセンターの増加がある。複数のデータセンターを連携させるネットワークの需要が拡大する一方、国内では重要なデジタルインフラが首都圏に集中しており、災害への対応力を高めるための分散立地やネットワークの強靭化が課題となっている。
関西圏でも彩都やけいはんなを中心に大規模データセンターの建設が進んでおり、拠点間を短期間で接続できる通信インフラが求められている。オプテージは、こうした需要の拡大を見据えて既存の光ファイバーネットワークを増強し、Flex Dark Fiberとして本格展開する。
