今年に入って、PCブラウザChromeではタブを分割して2つのWebサイトを表示できる"Split view"が実装され(記事)ている。Firefoxでも最近になって分割ビューが標準実装、Edgeには画面分割機能Split Screenがあるためワークエリアにおいてインストール可能なブラウザにはすべて二画面表示が可能だ。

Google Spread Sheetを開きながらGmailやGoogle Docs、Microsoft 365のExcelを開きながらOutlookやWordはもちろん、地図を開きながらスケジュール、スケジュールを開きながら経理SasSへの入力、社内イントラのQAを開きながら勤怠SaaSへの入力など一定の長い時間を知らずに"対"の表示で使っていることは多いものだ。このような場合には、ブラウザの分割表示で処理することを心がけるとスムーズに行く。

  • Chromeで"Split view"

    Chromeで"Split view"

分割表示を使わないで揃えると意外にストレス

これを使わない場合で2つ表示を揃えようとすると

1.片方のタブを外に出し、
2.画面左上隅にドラッグ、
3.右隅をドラッグしサイズを合わせて、
4.もう片方の左上を先のウィンドウに合わせ、
5.右下を合わせる。

となるが結局、双方がしっかりと合わず重なりが生じる。再度調整する羽目になり、違わずしっかりとそろえようとすれば、10回はマウスを操作することになる。あらためて検証してみると、これは明らかに小さな"ステルスストレス"だ。

  • 10回操作してもズバッと決まらない

    10回操作してもズバッと決まらない

初期の配置操作のほかにも、実行時の画面サイズ調整やブラウザ移動時の連動、作業中断から戻る際にもセットで把握できるなど小さな脳内メモリをセーブできる。もちろん、使える環境であればAIによる表示画面の解析などもメリットに加わってくる。SaaS利用が増加傾向にある昨今、積み重なるとダメージを受けてしまう。改善が必要である。

ChromeやFirefoxはタブを右クリックするとメニューのなかにタブ分割のメニューが表示されるので、そこから操作できる。Edgeの場合は、設定から画面を分割を選ぶ。

  • Edgeでの設定メニューからの画面分割

    Edgeでの設定メニューからの画面分割

  • Chromeでのタブ右クリックからの分割ビュー

    Chromeでのタブ右クリックからの分割ビュー

  • Firefoxでのタブ右クリックからの分割ビュー

    Firefoxでのタブ右クリックからの分割ビュー

タブループで組み合わせを保存しておく

さきほど述べたように、大抵のSaaS組み合わせはセットで使うと効力を発揮するが毎回、ブックマークを開くのもショートメモリが摩耗する。分割表示でセット使用が明確な場合に役立つのがこのタブグループ機能だ。どのブラウザにもタブをグループ化しておくタブグループ機能が備わっている

Chromeの場合、タブを右クリックしてタブを[新しいグループに追加]またはブックマークバーにある四角が並ぶ[タブグループ]アイコンから[新しいグループを作成]でグループ化できる。

  • [タブグループ]アイコンをクリック[新しいグループを作成]で表示されるメニュー。グループ名と色を設定

    [タブグループ]アイコンをクリック[新しいグループを作成]で表示されるメニュー。グループ名と色を設定

  • するとブックマークとグループ化したタブに色つきのアイコンが表示される

    するとブックマークとグループ化したタブに色つきのアイコンが表示される

Chromeの場合、個別のタブの表示状態を記憶するので閉じる場合は、次に使うことを意識してアイコンから閉じるようにしよう。

  • 閉じる時は、個別のタブではなく色つきのタブグループ名を右クリックして[グループを閉じる]を選ぶ

    閉じる時は、個別のタブではなく色つきのタブグループ名を右クリックして[グループを閉じる]を選ぶ

ブックマークバーのタブグループの横にはさきほど作成したタブグループ名が表示されているので、これをクリックすれば保存した状態のタブグループが表示される。そのままアドレスバー横の分割表示アイコンをクリックして、表示項目を選択することでタブグループと分割表示までの工程を簡易に扱える。

  • タブグループを作成しておけば、ブックマーク同様にセットで再度呼び出せる。そのまま、分割ビューボタンを押せばよい

    タブグループを作成しておけば、ブックマーク同様にセットで再度呼び出せる。そのまま、分割ビューボタンを押せばよい

タブグループ設定や分割のメニューはブラウザによって若干異なるが大筋では、グループ化しておくことで再度呼び出し、分割できる。先に述べたように、毎回、表示させてから対になるURLを表示、ポジションを揃えてならべること比較すると格段の違いがある。

マウスやクリック操作は大したことではないと無視できるのは数えるほどのセットの場合で、このセットが業務により大量に出てくるときに、これら機能の効果を感じられる。その意味でも、普段明らかに2つのサイトを開いて行うような業務を振り返り、意識的にセット化していくことはオススメだ。