TLVR技術を統合したAIデータセンター向け4相パワーモジュール
AIデータセンターでは、GPUやAIアクセラレーターの進化に伴う形で消費電力が増大しており、高効率かつコンパクトな電力供給へのニーズが高まりを見せている。
こうした流れの中、インフィニオン(Infineon Technologies)は、次世代AIプロセッサ(アクセラレータ)向けの電源供給をターゲットとしてTLVR(トランス・インダクタンス電圧レギュレータ)インダクタを統合した高電流密度の4相パワーモジュール「TDM24745T」を発表した。
4つのパワーステージ、TLVRインダクタおよびデカップリングコンデンサを9mm×10mm×5mmというパッケージサイズに集積しつつ、2A/mm2を超す電流密度を実現したという。
出力コンデンサ容量の最大50%削減と最大320A対応による設計柔軟性を提供
同社では、TLVRアーキテクチャにより、必要な出力コンデンサ容量を最大50%削減することが可能となり、設計者は省スペースかつ高効率なレイアウトを実現することで、AIサーバプラットフォーム全体における省電力化やTCO(総保有コスト)の改善につなげることができるようになると説明。また、TLVR搭載4相パワーモジュールとして、最大320Aのピーク電流容量を備えており、次世代AIプロセッサや、大電流を必要とするマルチプロセッサプラットフォームにも適用できるともしており、同社のデジタル・マルチフェーズ・コントローラーとの組み合わせによって、柔軟かつスケーラブルな電源アーキテクチャを構築でき、進化の速いAI環境におけるシステム展開を加速させるとしている。
また、同社のOptiMOS-6 MOSFETテクノロジーとチップ埋め込み型統合および独自の磁性体を採用することで、高密度なAIサーバー設計においても優れた効率と熱性能を実現したともしている。
なお、同製品は送電網からプロセッサのコアレールに至るまでをカバーする、同社のエンドツーエンドなAIサーバー向け電力供給エコシステムにシームレスに統合され、提供されるという。
