半導体市場は2025年10月も好調
米国半導体工業会(SIA)は12月4日(米国時間)、2025年10月の世界半導体月間売上高(3か月移動平均)が前年同月比27.2%増、前月比4.7%増の727億ドルとなったと発表した。
国・地域別に10月の売上高を見ると、前年同月比では米州が59.6%増、アジア太平洋地域地域が24.8%増、中国が18.5%増、欧州が8.3%増となったが、日本は10.0%減となり、5か月連続のマイナス成長となった。ただし前月比では、米州が3.5%増、アジア太平洋地域が7.2%増、中国が4.4%増、欧州が3.5%増、日本も0.6%増とすべての国・地域でプラス成長となった。金額で見ると、最大が米州の233.2億ドル、次いでアジア太平洋の212.0億ドル、中国の195.3億ドル、欧州の48.5億ドル、日本の38.1億ドルとなっており、日本のシェアは前月の5.4%から5.2%へとさらに下がる結果となっている。
SIA社長兼CEOのジョン・ニューファー氏は10月を振り返り、「成長は引き続き、米国とアジア太平洋地域が牽引している。2025年の世界半導体市場統計(WSTS)秋季予測では、2025年は前年比22.5%増と高い伸びを予測しており、2026年には1兆ドルに迫るところまで成長すると予測している」と、半導体市場が好調を維持していることを強調している。
SIAの会長にAMDのLisa SU会長兼CEOが就任
なお、SIAは11月20日付でAMDのLusa Su会長兼CEOをSIA理事会の議長(=会長)に選出したことを発表している。
AMDを現在の高性能コンピューティングの世界的リーダー、そして先進AIチップの主要サプライヤーへと変革させた功労者で、AMD入社以前はFreescale Semiconductor(現NXP Semiconductors)やIBM、Texas Instruments(TI)といった半導体企業に勤務した経験を有する。マサチューセッツ工科大学(MIT)で電気工学の博士号を取得しており、2020年には半導体業界への貢献によりロバート・N・ノイス賞も受賞している。
なお、同氏はSIA会長就任にあたって「半導体産業はアメリカのイノベーションの中核であり、経済成長と国家安全保障にとって不可欠である。このような重要な時期にSIAの会長を務めることができて光栄である。SIA理事会の同僚たちと共に、米国の半導体競争力を強化し、イノベーションの基盤を拡大し、今後長きにわたってより強固な半導体産業を築くために尽力できることを楽しみにしている」とコメントしている。

