高精度な磁気コアレス電流センサーを発売
Infineon Technologies(インフィニオン テクノロジーズ)は、同社の「XENSIV磁気電流センサー」として、温度範囲および寿命全体にわたる合計誤差を0.7%とした高精度磁気コアレス電流センサー「TLE4971/TLI4971ファミリー」を発表した。
6種類のプリプログラムされた電流範囲で製品を用意
2ファミリーともに16A、20A、30A、35A、40A、50Aの6種類のプリプログラムされた電流範囲で各種製品が用意されており、またパッケージにはDSO-16を採用しており、これにより同社は自社の3.3V電流センサーポートフォリオが完成されたと説明している。DSO-16パッケージは、先行して同社の「EiceDRIVER」にて使用されてきた実績があり、強化絶縁と基本絶縁の両方と高電圧アプリケーション向けに8mmの沿面距離とクリアランスを提供しながら、内部の低い抵抗値をサポートするように最適化されているという。
また、これらのセンサーは、電力損失を最小限に抑えるために、550μΩの標準挿入抵抗値を持つ電流レールを内蔵しており、アナログインタフェースを介してACおよびDC電流の双方向測定が可能だとする。さらに、電源回路を保護するための2つの高速過電流検出出力を備えているともしている。
製品ファミリーの分け方としては、TLE4971は堅牢な設計と高度なセンサー技術を有しており、車載充電器や高電圧補助駆動装置などの車載アプリケーション向けに設計された製品群。一方のTLI4971は、太陽光発電インバーター、エネルギー貯蔵システム、充電アプリケーション(DC急速充電ステーションなど)といった産業用アプリケーション向けに設計された製品群だという。
なお、これらのセンサーにはヒステリシスや飽和効果がなく、また差動センシングの原理により、磁気コアや漂遊磁場に対するシールドも必要ない。加えて、 高速過電流検出 (OCD) 機能を備えているためGaNやSiCなどのワイドバンドギャップソリューションを使用するアプリケーションにも適していると同社では説明しているほか、内蔵EEPROMにより、さまざまなアプリケーションに合わせてセンサーの過電流検出限度とデグリッチ フィルターを調整することができるともしている。
すでに量産出荷は開始済みで、3相50Aピークの評価ボードとその関連ドキュメントについても入手可能な状況になっているという。
