最大26万fps対応イメージセンサが登場
特殊プロセスファウンドリのTower SemiconductorとエッジAI向けソリューションを手掛けるAIStormは8月12日、最大26万fpsで撮影可能な120×80ピクセルの解像度を持つAI搭載イメージセンサ「Cheetah HS」の提供開始を発表した。
このフレームレートは、Tower独自のチャージドメインイメージング技術とAIStormのチャージドメインベースのアナログAIニューロンを融合させることで実現したとのことで、これによりロボティクス、ドローン、振動・構造ヘルスモニタリング、高速セキュリティ・監視追跡システム、製造・組立ライン、バーコードリーダー、プリント基板検査装置、生体認証解除システム、車両速度検知器、さらにはゴルフスイング分析装置などの設計において、システムの消費電力と部品コストの削減を実現すると両社は説明している。
AI機能も搭載
従来の高速カメラは、高速データコンバータを用いてデータを取得するが、AIの入力層とイメージセンサ部が分かれるため部品コストの増加や高速コネクタによる接続などが必要となっていた。同イメージセンサは、入射光子を電荷に変換し、アナログ形式でニューラルネットワークの第一層を計算した後、下流のネットワークで処理可能なパルス列として出力することで、そうした問題を解決したとする。
また、撮影速度(キャプチャレート)はプログラム可能で、低いフレームレートで高速撮影を行うことで処理コストを削減したり、高いフレームレートによる精密な測定やスローモーション解析など柔軟な使い方が可能だという。
さらに最大26万fpsのフレームレートのほか、最大40mAまでプログラム可能なLEDドライバも内蔵。低照度環境でも高い撮像性能を有しているとする。
なお、同イメージセンサは、チップ単体およびフルリファレンスカメラシステムとしてすでに提供可能だという。