Ars Technicaは4月16日(米国時間)、「Android phones will soon reboot themselves after sitting unused for 3 days - Ars Technica」において、Androidに「非アクティブ時再起動」が実装されたと伝えた。
これはセキュリティ対策の一環として実装されたもので、デバイスを3日間連続してロックしたままにすると自動的に再起動し、機密情報の抽出を困難にする。
非アクティブ時の再起動の仕組み
非アクティブ時の再起動はiOS18.1に搭載されたとみられているセキュリティ機能だ。一定期間ロック状態が継続した場合、自動的に再起動し、初回アンロック前(BFU: Before First Unlock)に移行することでデータを保護する。
初回アンロック前のデバイスは暗号解読に必要な鍵を生成しておらず、暗号化されたファイルシステムを不正アクセスから保護する。さらにパスコードおよびPINコード以外の認証機能や通信機能も停止されることから、高いセキュリティを確保できるとの評価がある。
Google Play開発者サービスのアップデートとして提供
非アクティブ時の再起動はGoogle Play開発者サービス v25.14アップデート(4月14日リリース)の一部として配布する(参考:「Google システム リリースノート - ヘルプ」)。
Ars Technicaによると、Google Play開発者サービスはバックグラウンドで自動更新されるという。そのため、特別な操作をしなくても今後数週間以内には利用可能になる見込みだ。