Snowflakeはこのほど、ぐるなびによるデータ活用改革に関する記者説明会を開催した。ぐるなびといえば、飲食店の情報を提供するWebサイトの提供が有名だが、飲食店の業務支援も行っている。
Webサイトを運営していることから、ぐるなびはさまざまなデータを抱えている。データを抱えていても有効活用できなければ、宝の持ち腐れともいえる。同社は、全従業員がデータの民主化を進めることで、データを活用して新しいビジネスチャンスを創出可能な世界を作ろうとしている。
データの民主化を妨げる2つの課題
ぐるなび CTO 岩本俊明氏は、「当社はデータがないとサービスの企画が行えず、プロダクトを作れない」と、同社にとってデータが不可欠な要素であると説明した。
それゆえ、全社員がデータを活用できる状態「データの民主化」を実現することで、「誰もが常に最新のデータを用いてビジネスを創出できることが大事」と、岩本氏は語った。当初、データを使える人はテクニカルな人という状況だったという。
昨今、「データの民主化」を掲げている企業は多いが、その実現は一筋縄ではいかない。ぐるなびにおいても、「データの民主化」を妨げる2つの課題があった。