米国の半導体市場調査・コンサルティング会社であるSemiconductor Intelligence(SI)のBill Jewell社長が2024年の半導体市場の総括を発表した。

それによると、AI関連(GPU)や付随するメモリは活況であった一方、それ以外の分野は(第1~3四半期累計で前年同期比10.5%減を記録。自動車・産業向け半導体分野の減速が大きかったが、ハイエンドスマートフォン(スマホ)向けプロセッサはプラス成長を遂げたとしている。

NVIDIAとメモリを除いた半導体市場は減速気味

世界半導体市場統計(WSTS)が12月に発表した最新の2024年半導体市場成長率は前年比19%増と力強いが、製品カテゴリ別で見ると偏りが見られる

。例えばメモリは同81%増と予測されているほか、ロジックも同16.9%増と手堅い。マイクロ(MPU/MCU)も同3.9%増とプラス成長が見込まれるが、ディスクリート、オプト、センサ、アナログはいずれもマイナス成長が予測されている。これを踏まえると、メモリを除いた成長率は同5.8%増に留まる。

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