豪モースマイクロは、スマートホームから産業用オートメーションシステムまでさまざまな業界においてIoTソリューションを推進するために設計されたWi-Fi HaLow評価キット「MM6108-EKH05」を発表した。

同キットは、同社のWi-Fi HaLow対応低消費電力SoC「MM6108」ならびにSTMicroelectronicsの32ビットマイコン「STM32U585」を搭載することで、堅牢なワイヤレス接続、高度なセキュリティ機能、低消費電力、幅広いプログラマブルインタフェースとセンサを実現したという。

Wi-Fi HaLowによる長距離、低消費電力のワイヤレス接続をサポートしているほか、温度、湿度、加速度センサなど、IoTアプリケーションを強化するためのセンサを内蔵。電源オプションとしても、USB、バッテリー、外部電源と幅広くサポートしているほか、無線セキュリティプロトコルとしても先端のWPA3を採用することでIoTアプリケーションの安全と信頼性を確保しているという。

  • 「MM6108-EKH05」

    「MM6108-EKH05」評価キットの外観 (提供:モースマイクロ)

また、マイコンを使うためのプログラムなどをまとめたソフトウェアパッケージであるCMSIS-packは、STのSTMCubeIDEと互換性があるとするほか、STのソフトウェア評価のための小型デバッギング/プログラミングプローブ「STLINK-V3MODS」ならびにならびにBluetooth Low Energy 5.0対応SoCモジュール「BlueNRG-M2SP」も搭載しており、さまざまな用途への対応を可能としている。

なお、同キットはすでにマウザーより入手が可能で、単価は2万4753円(2024年12月2日時点)となっている。