ミネベアミツミグループのミツミ電機は9月26日、車載バッテリーの電圧監視とシステム制御に適した、過電圧検知機能付き2ch高耐圧リセットIC「PVT1CX」の発売を開始したことを発表した。

同製品は、入力電圧の絶対最大定格が40Vと高耐圧となっており、車載バッテリーの電圧を直接監視することが可能という特徴がある。また、端子機能の最適化と新規プロセスを採用して新たに開発することで、通常は1chの高耐圧リセットで採用するSOT-25パッケージと同サイズのSOT-26パッケージ(2.8mm×2.9mm)に、高耐圧リセット回路×2chと過電圧検出回路×1chを1チップに内蔵することに成功。これにより従来は3つ必要としていた高耐圧リセットIC の機能を1パッケーで対応することが可能となり、部品点数ならびに実装面積、コスト削減などを図ることができるようになるという。

なお、同製品はすでに量産開始済みで、サンプル価格は1個あたり200円(税別)。生産量は月産100万個としている。

  • PVT1CX

    PVT1CXのパッケージ外観 (出所:ミネベアミツミ)