【米の定期便の新規購入者が約10倍増】米不足が産直アプリ「ポケットマルシェ」に直撃

雨風太陽は9月9日、産直アプリ「ポケットマルシェ」における米の定期便の販売動向を発表した。市場における米の在庫不足や価格高騰の影響により、直近3週間の米・穀類の定期商品の新規購入者数は前年比約10倍と急増している。「ポケットマルシェ」は、需要の急増に合わせて、「お米定期便キャンペーン」を実施する。

雨風太陽の運営する「ポケットマルシェ」は、全国の農家・漁師から、直接やりとりをしながら旬の食べ物を買うことができるプラットフォーム。米の定期便も多数出品されており、2024年9月6時時点で100品以上がラインアップする。

現在、昨年の猛暑の影響による米の供給量の減少、訪日外国人の増加による外食需要の増加等が要因で、市場の米不足が続いている。

9月3日に行われた記者会見でた農林水産大臣は、「令和6年産水稲の8月15日現在の作柄概況は、良が1県、やや良が11県、平年並みが31都道府県、やや不良が3県の見込みとなっており、米の作柄は順調であり、早晩この米不足状態は解消する」旨を回答しているが、スーパーや販売店の在庫はいまだ不足の傾向にあり、商品が店頭に並んでも早々に売り切れるなど、安定的な入手が困難な状況にある。さらに同日の会見では、2024年産の新米の概算金が、前年産に比べて2割から4割程度高い価格で提示されていることについても言及している。

こうした状況のなか、雨風太陽は「ポケットマルシェ」での米の需要について、直近では市況に左右されることがなく、購入時と同じ価格で安定的に商品が手元に届く米の定期便の需要が急増しており、直近3週間(8月15日~9月4日)の米・穀類の定期商品の新規購入者数は前年比約10倍。継続購入者を含めた9月発送の米・穀類の定期商品の販売数は、前月比で22%増加していると発表した。

米の定期便の需要急増に合わせて9月9日~9月24日の期間、新規利用者にお得に「ポケットマルシェ」の米を楽しんでもらうことを目的とした「お米定期便キャンペーン」を実施する。対象期間中に米の定期便を新規に申し込んだ人に、送料500円オフのクーポンをプレゼントする。