クラシコムは9月9日、ライフカルチャープラットフォーム「北欧、暮らしの道具店」において、初のテレビCMの放送を関西エリアにて開始した。「北欧、暮らしの道具店」の初のオリジナルドラマ「青葉家のテーブル」で主人公を演じた西田尚美さんが出演し、顧客のフィットする暮らしづくりをサポートする「北欧、暮らしの道具店」の世界観を表現した。Webだけではリーチできないテレビの視聴者層への認知拡大を目指す。
【<画像9点>西田尚美さんが出演したCMの抜粋カットやストーリーボード】
クラシコムの運営する「北欧、暮らしの道具店」は、「フィットする暮らし、つくろう。」をテーマに、雑貨・アパレル等を販売しながら、暮らしに纏わるさまざまなコンテンツを届けるライフカルチャープラットフォーム。このほど、初のテレビCMの放映を関西エリアにて開始した。
「北欧、暮らしの道具店」の初のオリジナルドラマ「青葉家のテーブル」で主人公・青葉春子役を演じた西田尚美さんが出演、同作品でソラオ役を演じた忍成修吾さんがナレーションを担当している。
▲西田尚美さん(左)が出演、忍成修吾さん(右)がナレーション
「暮らしに卒業はない。」がコンセプトの本CMは、CMのために制作した高さ6mの巨大ロゴマークの影から、西田尚美さんが登場。生活道具や食器、雑貨、アパレルアイテムなど、「北欧、暮らしの道具店」で販売している商品約300点が並ぶ真っ白な空間で、「北欧、暮らしの道具店」の世界観を表現するとともに、「自分のモノサシで満足できる暮らし」の楽しさの訴求を目指した。
「北欧、暮らしの道具店」は、2007年の開店以来、テレビ等のマスコミュニケーションではなく、スマホアプリやSNSといったエンゲージメントチャネルを通じてさまざまなコンテンツを発信し、顧客と継続的に関係を構築することで成長してきた。
一方で、2023年4月に自社初の密着テレビ取材が行われたテレビ東京系列「日経スペシャル カンブリア宮殿」、自社が特集された同年10月のTBSテレビ「THE TIME,」が放送された際、番組放送中だけでそれぞれアプリダウンロード数が6000DL超を記録し、Instagram・YouTubeなどのSNSにおいてもフォロワーが急増。
さらに獲得したエンゲージメントアカウントを通じ、その後、継続的に商品が購買されることを確認したことから、Web上に多様なエンゲージメントチャネルを用意することで、テレビ放映等のマスコミュニケーションの影響は一過性に留まらず、中長期的に好影響をもたらすという仮説に至った。
また、「北欧、暮らしの道具店」では、近年50代以上の顧客層が増加していることもあり、Webの展開だけではリーチできないテレビの視聴者層に認知を広げることにより、さらなる事業成長につながる新たな可能性を探るきっかけとなったとしている。こうしたマスコミュニケーションの効果検証を目的に、テレビCMの企画が始動し、今回の初のテレビCMの関西エリア限定放映に至ったとしている。
CMに出演した西田尚美さんは、「今回の撮影現場は『北欧、暮らしの道具店』の中をぐるぐると回るような感覚で、とても楽しかったです。お店に足を踏み入れて『こんなものがあったよ』と商品を手に取るような動きをしてみたり、伸びをしたり、しゃがんでみたり。ほわんほわんとお店のイメージを膨らませながら、自由に演技しました」と話す。
「最初にドラマ出演した時から、クラシコムは1人ひとりのライフスタイルや気持ちの変化をかたちにしている、おもしろい会社だなと感じていました。『青葉家のテーブル』の映画化が決まった時も驚きましたが、そんなクラシコムが今度はテレビCMを作るのかと、ふたたび驚きましたし、自分が出演できることになりとても嬉しかったです」とコメントした。
ナレーションを務めた忍成修吾さんは、「『青葉家のテーブル』でソラオ役を演じたとき『次回も出演いただけますか』と言われるたびに嬉しかったので、今回も声をかけていただき、とても嬉しく思います。CMの映像を観た瞬間、この空気感にはソラオの声が合うなと感じました。西田さんのつくる空気が『青葉家のテーブル』の撮影現場に流れていた和やかな空気と、つくるものに対する情熱を思い起こしてくれて、ソラオが自分の中に戻ってくるのを感じました。自分の好きな道具に出会って、暮らしが豊かになる。『北欧、暮らしの道具店』のブレない強いメッセージが、伝わることを願っています」とコメントした。