Infineon Technologiesは8月8日、マレーシアのクリムに建設を進めていた8インチ対応のSiCウェハ工場(クリム第3工場フェーズ1)の開設セレモニーを現地で開催した。

同式典には同社のヨッヘン・ハネベックCEO、同ルトガー・ヴァイブルグCOOのほか、マレーシアのアンワル・イブラヒム首相なども出席。祝辞と同工場に対する期待を語った。

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    ウェハを持つ中央の人物がマレーシアのアンワル・イブラヒム首相、右がInfineonのヨッヘン・ハネベックCEO (出所:同社のライブ配信映像)

同工場は2022年の6月より建設が進められてきたもので、2024年4月より設備の搬入が進められてきており、2024年後半よりウェハの出荷が開始される予定。また、SiCパワー半導体の製造のほか、GaNのエピタキシャルプロセスも実施されると同社では説明している。

なお、すでに同社では最大50億ユーロの追加投資による第3工場フェーズ2の建設も決定しており、第2フェーズの稼働により世界最大規模かつ高効率な8インチSiCパワーファブが誕生することになるとしている。

  • マレーシア・クリム工場の全景イメージ

    Infineonのマレーシア・クリム工場の全景イメージ。フェーズ1が今回開設されたエリア。フェーズ2は