フィッシング対策協議会(Council of Anti-Phishing Japan)は1月11日、「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|国税庁をかたるフィッシング (2024/01/11)」において、国税庁を偽るフィッシングの報告を受けていると伝えた。

フィッシングメールの件名

メールの件名として、以下が確認されており注意が必要(下記以外の件名が使われている可能性もある)。

  • 税務署からのお知らせ【宛名の登録確認及び秘密の質問等の登録に関するお知らせ】
  • 【最終通知】滞納した税金がございます!【税務署】
  • 【重要】滞納した税金がございます!【税務署】

フィッシングサイトのURL

確認されている偽サイトとしては、次のURLが挙げられている(下記以外のURLが使われている可能性もある)。

  • https://nbl●●●●.com/
  • https://nze●●●●.cn/
  • https://vvm●●●●.com/
  • https://dap●●●●.cn/

フィッシング対策協議会に報告されている内容

報告されている詳細内容は次のとおり。

  • e-Taxの登録を促すメールや、滞納があるといった旨のメールが送られてくる。リンク先はフィッシング詐欺サイトになっており、個人情報の窃取やクレジットカード情報の窃取などが行われる。送られてくるメールの日本語は不自然な点が多く、注意深く読んでいると違和感に気がつきやすい
  • 2024年1月11日の時点で、フィッシングサイトは稼働している
  • フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|国税庁をかたるフィッシング (2024/01/11)

    フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|国税庁をかたるフィッシング (2024/01/11)

フィッシング詐欺に使われているWebサイトは一見しただけで判別することが難しい。真偽の確認を行うには、メールやメッセージに含まれているリンクからたどるのではなく、公式アプリやWebブラウザに登録したブックマークなどからアクセスするなどの操作を行い、確認を行うことが望まれる。

フィッシング対策協議会は、フィッシングサイトやフィッシングメールを発見した際には同協議会まで報告してほしいと呼びかけている(参考「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan | 報告」)。