パナソニックコネクト、中部国際空港周辺地域で顔認証システムの実証実験

パナソニックコネクトは12月27日、2024年1月15日～3月15日の期間に中部国際空港島および周辺地域の商業・観光施設などで顔認証システムを活用した決済や施設入場、スタンプラリーの実証実験を実施することを発表した。今回の実証実験は愛知県が推進する「あいちデジタルアイランドプロジェクト」の一環として行われる。

現状の課題と目指す姿

実証実験の概要

同社は、今回の実証実験において、顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」を活用し、事前に登録した顔情報による、複数の商業・観光施設における決済や、愛知県国際展示場(常滑市)で開催される産業展示会「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE(SMS)」への入場などを検証する。

加えて、住民や旅行者に向けた顔認証システムを使ったスタンプラリーを開催し、利用者の顔認証技術に対する理解や、施設・店舗の将来的な導入に向けた理解の促進を図るという。

提供サービスの内容

利用方法

利用者は、事前に専用Webページよりスマートフォンを用いて参加登録を行い、顔画像と、クレジットカード情報などの本人情報を登録する。この登録により、対象施設における会計時の顔認証決済や、スタンプラリーにおける顔認証によるスタンプ取得が可能。また、2024年3月13日～15日に愛知県国際展示場で開催予定のSMSの参加者のうち、同スタンプラリーへの登録者は展示会への顔認証入場が可能になる。