富士通とPalantir Technologies Japan(以下、Palantir Japan)は12月8日、社会課題の解決とビジネス変革を加速させるため、Palantir Technologiesを含めた戦略的なグローバルパートナーシップの発展に向けた契約を2023年12月5日に締結していたことを明らかにした。
両社は今回のパートナーシップに基づき、PalantirのAI(Artificial Intelligence:人工知能)とデータ統合機能を富士通のグローバルソリューション「Fujitsu Uvance」のデータ基盤として組み込み、日本国内は2023年度内に、そしてグローバルには2024年度からサービスを提供する。
富士通とPalantir Japanは2020年6月に、日本市場におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)強化に向けた戦略的協業を締結した。富士通はPalantir Japanの日本における唯一のFlagship Technology Partnerとして、製造、電力、金融、公共分野などで顧客のDXを支援してきたという。
今回のグローバルパートナーシップ強化により、富士通は世界の顧客に最適なソリューションを提供するべく、社内実践事例と日本国内の導入事例のノウハウ、および富士通とPalantirのグローバル市場の顧客基盤を生かして、日本市場だけでなく北米や欧州、APAC(Asia-Pacific:アジア太平洋)地域へ事業領域を拡大する。
また、富士通はPalantirのさまざまなシステムに分散した大規模データを統合管理する「Palantir Foundry」をFujitsu Uvanceのデータ基盤として組み込んだサービスを新たに開発し、さらにAIを活用する「Palantir AIP」や先進的なデータ統合・活用技術を融合させ、サービスを展開する。