GMOインターネットグループは11月20日、国内のパートナーを対象に、ChatGPTなど生成AIの活用実態に関する調査を実施し、その結果を発表した。グループを挙げて生成AIの活用を進めた結果、約9万6,000時間、国内パートナー数の約10%にあたる600人に相当する業務時間を削減したという。
このレポートは11月1日〜10日、GMOインターネットグループの国内パートナー(正社員、派遣社員、アルバイト)5,877人を対象に実施したアンケート調査に基づく。
調査の結果、71%の人が「業務において”AI”を活用している」と回答。また、66%が「”生成AI”を業務に活用している」と回答したという。
生成AIを業務に活用していると回答した人の96%が、生成AIの活用により1日あたり15分以上の業務時間を削減または捻出したと回答し、1時間/日を削減したという回答が31%で最多であった。
66%の人が生成AIを活用したことにより、ひと月あたり約9万6,000時間、国内パートナー数の約10%にあたる600人相当の業務時間を捻出したということだ。
また、生成AIを業務に活用している人のうち、95%が「生成AI活用で仕事のアウトプットの質向上につながっている」と感じていることが明らかになった。
AI活用により業務時間創出につながった例として、メール文面の土台の作成など(10時間/月)/英文メールの添削、ニュアンス確認など(30分/通)/トークスクリプトのアイデアだしや、アイデアをもとにしたアウトラインの作成(10時間/月)/コンテンツマーケティング用の記事の作成や誤字脱字チェックなど(2時間/記事)/ランディングページのペルソナ設定や構成案の作成(2時間/件)/電話窓口の重複入電数、ユニークユーザー数のカウント(25分/回)/社内アンケートの自由記述欄の定性分析や要約(3時間/回)──などが挙がった。