Solidigm(ソリダイム)は5月16日(米国時間)、データセンター向けSSDの新製品としてQLCを採用した「Solidigm D5-P5430」を発表した。

同製品は同社の第4世代のPCIe QLC SSDに位置づけられており、従来のTLC SSDと同等の読み取り性能を実現しつつ、ストレージ密度はTLC製品と比較してラックユニットあたり最大4倍の容量を提供することが可能だという。

具体的な性能としては、4Kランダムリード/ライトは最大971K/120K IOPS、128Kランダムリード/ライトは最大7000/3000MB/s、耐久性はランダムで最大0.68DWPD、シーケンシャルで最大1.83DWPD、4Kランダムリード/ライトレイテンシ(QD1)は108/13μsとしており、同社では主要なワークロード(Eメール/ユニファイドコミュニケーション、意思決定支援システム、オブジェクトストレージ、仮想デスクトップインフラストラクチャ)および、読み取り集約型(read-intensive)ワークロード(コンテンツ配信ネットワーク、データレイク/パイプライン、ビデオ・オン・デマンドなど)向けに最適化されていると説明する。

  • Solidigm D5-P5430の概要
  • Solidigm D5-P5430の概要
  • Solidigm D5-P5430の概要
  • Solidigm D5-P5430の概要
  • Solidigm D5-P5430の概要と従来ソリューションとの比較

なお、提供フォームファクターとしては、U.2(15mm)のほか、EDSFF(Enterprise and Data Center SSD Form Factor)のE1.S(9.5mm)とE3.S(7.5mm)が用意されており、容量は最小3.84TBから最大30.72TBまで複数ラインアップされている(30TB品は2023年後半発売予定)。

  • フォームファクター

    フォームファクターは3種類が用意されている