日本半導体製造装置協会(SEAJ)によると、2022年12月度の日本製半導体製造装置の販売額(3か月移動平均値、国内および海外市場の合計)は前月比8.6%減、前年同月比1.1%増の3065億9600万円だったという。

日本製半導体製造装置の販売額は、2022年9月に過去最高の3809億2900万円を記録して以降、10月は3470億5400万円、11月は3354億9500万円、12月は3065億9600万円と、右肩下がりが続いている。

  • 日本製半導体製造装置の販売額推移

    日本製半導体製造装置の販売額推移(3か月移動平均) (出所:SEAJ発表資料)

このところ連日、多くの大手半導体メーカーや製造装置メーカーから2022年第4四半期の業績ならびに2023年第1四半期の予想が発表されているが、いずれの企業も2023年前半は景気低迷を背景に業績が低迷するとの予測を示している。そのため、日本製半導体製造装置の販売額も2023年1月はさらに減少する公算が大きい。また、米国政府が進める対中半導体装置輸出規制強化に、日本の政府や企業も巻き込まれそうな雲行きとなっており、もしそうなると、より日本製半導体製造装置の販売額減少が進む可能性も出てくる。