Thinkingsは1月24日、採用管理システム「sonar ATS」について、ハイヤールーが提供するエンジニア採用のためのコーディング試験サービス「HireRoo」とのAPI(Application Programming Interface)連携を開始することを発表した。両サービスの連携により、HireRooで受験したコーディング試験の結果をsonar ATSで一元管理できるようになる。

  • sonar ATSとHireRooがサービス連携を開始する

    sonar ATSとHireRooがサービス連携を開始する

sonar ATSは新卒採用および中途採用に関する業務効率化を支援するサービス。人材の情報を一元管理できるほか、応募者へのリマインド連絡やデータ集計などの煩雑な作業を自動化可能だ。インターンシップ期間のみといった短期間での利用にも対応する。

一方のHireRooはエンジニア採用におけるミスマッチ削減を目的とするオンライン完結型のコーディング試験サービス。アルゴリズム形式から選択式の知識問題、システムデザイン設計までさまざまな設問で候補者のスキルを多面的に評価できるという。また、AI(Artificial Intelligence:人工知能)による自動採点機能や、解答の過程を再生できるプレイバック機能などを備える。

今回両サービスが連携したことで、採用業務工数の削減に加えて、受験から結果選考への反映がスムーズになるとのことだ。採用担当者は受験結果をsonar ATS上でリアルタイムに確認できるようになるほか、候補者情報と受験結果を一元管理できるようになる。また、受験結果に基づいた選考判定の自動化にも対応する。

採用候補者は適性検査から送られていた受験案内を応募している企業のsonar ATSから受信でき、マイページ上からシームレスに受験ができるようになる。sonar ATSで案内したコーディング試験の受験用URLからアクセスすることで、コーディング試験へのログイン作業を省略可能になるという。

  • sonar ATSとHireRooの連携の概要図

    sonar ATSとHireRooの連携の概要図