Microsoftは1月19日(現地時間)、Windows 10向けのオプションの更新プログラム「KB5019275」をプレビューリリースした。この更新プログラムでは、FIDO2認証でサインインに失敗する問題や、サインインまたはサインアウトがランダムに失敗するsearchindexer.exeに起因する問題、conhost.exeが応答しなくなる問題などに対する修正が行われている。また、最大8,196文字の長いURLのサポートも追加された。

  • 2023 年 1 月 19 日 — KB5019275 (OS ビルド 19042.2546、19044.2546、19045.2546) プレビュー - Microsoft サポート

    2023 年 1 月 19 日 — KB5019275 (OS ビルド 19042.2546、19044.2546、19045.2546) プレビュー - Microsoft サポート

KB5019275における主な変更点は次のとおり。全ての変更内容のリストは、上記のリリースノートにまとめられている。

  • キャッシュされたデータを使用するFIDO2(Fast Identity Online 2.0)認証において最初のサインイン試行が失敗する問題を修正
  • サインインまたはサインアウトがランダムに失敗するsearchindexer.exeの問題を修正
  • conhost.exeが応答しなくなる問題を修正
  • 最大8,196文字の長いURLのサポートを追加
  • IME(Input Method Editor)がアクティブなときにマウスとキーボードを同時に使用するとアプリケーションが応答しなくなる問題を修正
  • タスクビューを開いたときにデスクトップが応答しなくなる問題を修正
  • Microsoft Defender Application Guard使用する場合に、Microsoft Edgeの横向きモードでの印刷が正しく出力できない問題を修正

KB5019275は新たなセキュリティアップデートを含まないオプションの更新プログラムであるため、適用したい場合はWindows Updateなどを使用して手動でインストールする必要がある。今後、特に問題が発生しなければKB5019275の修正内容は次の月例更新プログラムに同梱される予定となっている。