リコーは1月16日、アイ・オー・データ機器と協業して、アイ・オー・データ機器製アプライアンスBOX「APX2-ESS/RO5A」と連携したオンプレミス型クラウドサービス「RICOH e-Sharing Service」の提供を開始することを発表した。

同サービスではモバイルパソコンやスマートフォンなどからアプライアンスBOXへリモートアクセス可能だ。社内に設置した「APX2-ESS/RO5A」を同一ネットワーク上にあるファイルサーバと連携させ、モバイルパソコンやスマートフォンなどでRICOH e-Sharing Service専用アプリを使うことで、「APX2-ESS/RO5A」内に保存しているファイルを社外からでも閲覧できる。

  • 「RICOH e-Sharing Service」のシステム概念図

    「RICOH e-Sharing Service」のシステム概念図

RICOH e-Sharing Serviceはクラウド上にデータを保持せず、RICOH クラウドサービスを経由して「APX2-ESS/RO5A」に保存されたファイルへアクセスし、データを閲覧する。保存データはオンプレミスで「APX2-ESS/RO5A」内で管理するとのことだ。

さらに、リコーの複合機とも連携しており、外出先などからもファクスの送受信が可能だ。受信したファクスをテキスト情報付PDFで保存でき、ファクス受信文書の一元管理にも対応する。

アイ・オー・データ機器のアプライアンスBOX「APX2-ESS/RO5A」は、Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2021を搭載する、標準で5年保証やデータ復旧サービスに対応したアプライアンスBOXだ。商品の不具合発生時にはリコージャパンのサービスエンジニアが現地で不具合を確認する。