半導体・ハイテク産業市場動向調査会社である中CINNO Researchは、2022年第3四半期における半導体製造装置メーカー上位10社の売上高合計は、前年同四半期比8.6%増、前四半期比14.9%増の275億となったと発表した。また、第1四半期から第3四半期までの上位10社の売上高合計は前年同期比5.2%増の749億ドルとなったという。

2022年第3四半期のグローバル上場企業の半導体装置事業売上高上位10社のランキング順位は、2022年上半期の順位と変わらなかった。

当該事業のみを見た場合の売上高トップは、従来同様Applied Materials(AMAT)。第3四半期の当該分野の売上高は前年同期比15%増、前四半期比26%増の約64億ドルで圧倒的な強さを見せる。2位はASMLで、売上高は前年同期比9.7%減、前四半期比0.7%増の58億ユーロ(1ユーロ=0.98ドル換算で約57億ドル)。3位はLam Researchで、売上高は前年同期比17.9%増、前四半期比9.5%増の約51億ドルで同四半期としては過去最高値を更新したという。4位は日本の東京エレクトロン(TEL)で、同四半期の当該事業の売上高は前年同期比10.4%増、前四半期比40.8%増の6890億円(1円=0.007ドルの換算で約48億ドル)となっている。5位はKLAで、前年同期比34.3%増、前四半期比12.8%増の約25億ドルとなっており、このトップ5社が先頭グループを構成。6位以下を大きく引き離す構図となっている。

その6位から10位までを見ると、6位はアドバンテスト、7位はSCREEN、8位は日立ハイテク、9位ASM International(ASMI)、10位Teradyneと日本勢が検討している。

  • 2022年第3四半期の上場済み半導体装置企業の半導体事業のみの売上高ランキングトップ10

    2022年第3四半期の上場済み半導体装置企業の半導体事業のみの売上高ランキングトップ10 (半導体装置事業の売上高のみを集計したもので、FPDやPCBおよびその他の事業の売上高は除いている。横軸の単位は億ドル。為替レートは、1ユーロ=0.98ドル、1円=0.007ドルとして換算) (出所:CINNO Research)