トレンドマイクロは11月28日、脅威の兆候や不審な振る舞いがあるユーザーから資産へのアクセスを制御するソリューション「Trend Micro Zero Trust Secure Access」を発表した。12月16日より提供開始する。 1ライセンス(2,000~4,999シート数購入時)あたりの参考標準価格は年額9,300円(税別)。

  • 「Trend Micro Vision One」によるリスク要因の可視化

    「Trend Micro Vision One」によるリスク要因の可視化

「Trend Micro Zero Trust Secure Access」は、正規の認証情報をもつユーザやデバイスであったとしても、リスクが高いと判断した場合は、社内外の機微な情報やクラウドサービスなどの資産へのアクセスを制御するソリューション。

具体的には、マルウェアを検出している、侵害の兆候があるといった脅威の状況に加え、普段とは異なる場所から/時間にアクセスを試みる、本来適用すべき修正プログラムを適用していない、一定時間内に特定のサーバへ複数回のアクセスを試行しているなど、不正とは判断しきれない複数の不審な振る舞いをもとにユーザーやデバイスの信頼性を判定し、資産へのアクセスを制御する。

  • リスク要因をもとにした「Trend Micro Zero Trust Secure Access」によるアクセス制御

    リスク要因をもとにした「Trend Micro Zero Trust Secure Access」によるアクセス制御

トレンドマイクロのセキュリティソリューション「Trend Micro Vision One」の一機能として提供し、同社の各セキュリティ製品や他社サービスが収集する脅威情報、アクティビティ情報などをもとに動的にアクセス制御を行う。

また、クラウドアプリケーション向けセキュリティサービス「Trend Micro Cloud App Security with XDR」を利用することで、Google WorkspaceやMicrosoft 365などのクラウドサービスに書き込まれるコンテンツの脅威を検出するほか、クラウドサービスにアクセスするユーザーの認証情報を保存・管理するIdentity Providerと連携し、アクセス状況などに応じた制御を実現する。

同サービスは各種クラウドサービスとAPI連携できるため、各種クラウドサービスのコンテンツの内容やクラウドサービス内のアクテビティを監視するCASBを提供するということだ。

  • リスク要因の詳細

    リスク要因の詳細