SK hynixが、顔認識などを自主的に行い、既存システムに比べて電力効率性、性能などを高めたAI(人工知能)演算機能を統合した次世代イメージセンサの開発に乗り出していると韓国メディアが報じている

イメージセンサ市場では、画素数競争がほぼ限界に達しており、SK hynixは、新たなアプローチを通じて市場競争力を強化しようとする戦略に切り替えたようだという。

具体的には、信号変換過程にニューラルネットワーク技術を加え、SRAMベースの「AIアクセラレータ」とマイクロプロセッサを結合してCMOSイメージセンサに内蔵してインメモリコンピューティングを行うという。

CMOSイメージセンサ後発組となるSK hynixは、2021年にSamsungのGalaxy Z Fold3シリーズに1300万画素製品を供給したほか、2022年もSamsung Galaxy Aシリーズに5000万画素製品を供給するなど、実績を積んできている。最近は1億画素CMOSイメージセンサを公開したほか、東京にもイメージセンサの研究所を設置するなど、先行するソニーやSamsungに追い付こうとする動きを見せている。