SEMIによると、2022年第3四半期のシリコン(Si)ウェハの出荷量は、前四半期比1.0%増、前年同期比2.5%増の37億4100万平方インチとなり、過去最高だった前四半期を上回り、過去最高を3四半期連続で更新したという。

  • シリコンウェハ出荷量の四半期ごとの推移

    シリコンウェハ出荷量の四半期ごとの推移 (半導体デバイス製造のためのテスト用やエピタキシャル成長用ウェハなどの研磨されたシリコンウェハと、エンドユーザーに出荷される研磨されていないシリコンウェハを含むが、再生ウェハや太陽光発電用ウェハなどは含まない) (出所:SEMI、2022年10月)

SEMIのシリコンウェハ製造者委員会であるSEMI Silicon Manufacturing Group(SMG)の会長で、フィンランドOkmeticの最高商務責任者であるアナ-リーカ・ヴォーリカリ-アティカイネン(Anna-Riikka Vuorikari-Antikainen)氏は、「シリコンウェハの長期的な成長に自信を持っている」とのコメントを出している。なお、SMGは、EMI電子材料グループ(EMG)委員会の小委員会という位置付けで、信越半導体、SUMCO、台GlobalWafers、独Siltronic、韓SK Siltron、台Wafer Works、Okmeticの7社(シリコンウェハ市場シェア順)で構成されている。