米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)は10月26日(米国時間)、「Samba Releases Security Updates |CISA」において、UNIX系OS上でWindowsネットワークを実現するオープンソースソフトウェア「Samba」に複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。
脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
- Samba - Security Announcement Archive - CVE-2022-3437: Buffer overflow in Heimdal unwrap_des3()
- Samba - Security Announcement Archive - CVE-2022-3592: Wide links protection broken
脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- CVE-2022-3437: Samba 4.0以降のすべてのバージョン(Heimdal Kerberos指定でコンパイルされたもの)
- CVE-2022-3592: Samba 4.17.0以降のすべてのバージョン
脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Samba 4.17.2
- Samba 4.16.6
- Samba 4.15.11
CISAは上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートや回避策を適用することを推奨している