スノーフレイクは10月24日、国内最大規模のリアルワールドデータ(RWD)を保有するメディカル・データ・ビジョン(MDV)が、データをリアルタイムで共有・売買できる「Snowflake マーケットプレイス」に同社が保有するRWDを公開したと発表した。

MDVが保有する大規模診療データベースは4,000万人を超えており病院診療データベース、健保組合レセプトデータベースなどのRWDは、これまで国内の臨床研究に提供されていた。

しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、海外に拠点を持つ外資系製薬会社との臨床研究が加速する中、従来のデータ活用基盤では、外資系製薬会社との共有に時間やコストが発生し、円滑に臨床研究を進めることが難しい状況だった。

そこで、MDVはSnowflake マーケットプレイスで同社のRWDを公開することで、日本国内外場所を問わず、いつでもどこからでもこれらのデータベースにアクセスすることができる環境を構築したという。

RWDの公開により、医療業界に加えて、保険・医療機器・介護・ヘルスケア・食品・ITやデジタル業界はもちろん、金融・小売・製造・エネルギー業界とのデータ コラボレーションを実現し、新たなインサイトを得ることが可能になる。