ベトナムITサービス大手FPTソフトウェアは、新たにファブレス半導体企業FPT Semiconductorを子会社として設立。半導体事業に参入することを明らかにした。

新会社では2023年までに、通信、IoT、自動車技術、エネルギー、電子機器などの多様な需要に対応するため、7種類の半導体チップを世界で2500万個供給する計画を立てているという。

すでにFPT Semiconductorでは、IoT医療機器向け半導体チップの設計を終え、韓国企業(具体名は非公開)に製造を委託し、製品化に成功したとしている。

なお、FPT Semiconductorの創業者兼最高経営責任者のグエン・ヴィン・クアン氏は、「ベトナム、さらには日本、韓国、台湾、中国、米国、欧州の企業に選ばれる半導体チップサプライヤーになることを目指す」と今後の抱負を語っている。