CyberArk Softwareは9月9日(米国時間)、「Cybersecurity Basics Build on Fundamental Childhood Lessons」において、サイバーセキュリティの基本は子供時代の基礎的な学習に基づいていると伝えた。子供時代の教訓がサイバーセキュリティの保護に役立つというユニークなセキュリティ対策が紹介されている。

  • Cybersecurity Basics Build on Fundamental Childhood Lessons

    Cybersecurity Basics Build on Fundamental Childhood Lessons

人間の脳は幼少期に驚異的な速度で成長し、スポンジのように情報が吸収される。成長するにつれ幼少期の教訓の影響が残り、新しい状況を切り抜け、複雑な課題を単純化するのに生かされる傾向があるとされている。例えば、サイバーセキュリティにおいて家庭や職場でデジタルアイデンティティを保護する方法を検討する時、最も適切なアドバイスのいくつかは昔のことから来ているとしている。

  • 自分らしくいること

パスワードの設定に関して「12345678」は特別でもなければ安全でもない。指紋や顔、声など自分ならではの特徴をオンラインアカウントや重要な情報を守るために活用する

  • 知らない人からお菓子をもらわない

知らない人から電子メールの添付ファイルやリンクを勧められても、何が入っているかわからないため。開いたりクリックしたりしないようにする。電話も同様で、個人情報や口座情報を要求されたら、たとえそれが正当なものに聞こえてもだまされないように注意する。

  • 兄弟は部屋のドアに貼られた「立ち入り禁止」のサインを読まない(あるいは気にしない)

兄弟が部屋に押し入った場合、持ち物を引っ掻き回すのを止めることはできない。そのため、大切な持ち物は彼らの手の届かない場所に置くか、隠すことで保護できる。同じような戦略で、企業の最も機密性の高いデータやシステムから攻撃者を遠ざけることができる。

  • 誰もが間違いを犯す

サイバーセキュリティに関するほとんどの事件は、誰もが犯してしまう不注意や時間的節約によるセキュリティエラーから始まっている。セキュリティは全員の仕事ととらえ、サイバーセキュリティのベストプラクティスに従うようあらゆる努力を行い、セキュリティトレーニングに参加するなどスキルと知識を高めることに務める

  • 学ぶことを止めない

子供時代に自分が賢いと思ったようにまだ学ぶべきことがたくさんある。サイバー脅威の状況は常に変化しており、攻撃者の先を行くには、常に学習、革新、改良を続ける必要がある。

  • 道路を渡る前に左右を確認する

全体像を把握することでより賢くより安全な意思決定が行える。サイバー脅威から組織を保護する場合、可視性を高めることで社内リソースを最適化し、被害が発生する前に潜在的な脅威を迅速に検知して対応することが可能となる

最後に、サイバーセキュリティへのアプローチには多くの可能性があるとしており、その可能性がデジタルビジネスを恐れることなく大胆に前進させるのに役立つと伝えている。