PwCコンサルティングは6月14日、企業がNFT(Non Fungible Token:非代替性トークン)を活用するためのコンサルティングサービスの提供を発表した。

同社はPwCあらた有限責任監査法人、PwC税理士法人、PwC弁護士法人と連携し、クライアント企業のニーズやフェーズに合わせて、包括的な事業戦略の立案からサービスローンチまでのトータル支援まで、会計、ガバナンス、税務、法規制などの側面を押さえたコンサルティングを実施する。

同サービスにおいて、同社は「NFT事業実現に向けた信頼基盤構築」を前提とした「新市場創造戦略」が重要と考える。そのため、事業の本稼働時および本稼働後におけるリスクの顕在化を防ぐため、リスクアセスメントとその結果に基づくガバナンスの整備などを通じて信頼性の高い基盤を構築するとともに、持続可能かつ革新的な事業創出を支援する。

  • NFTとデジタルコンテンツによる新市場の創造戦略

NFT事業実現に向けた信頼基盤構築においては、PwC Japanグループが推進している「Trust by Design」というコンセプトの下、調査・企画・構想段階から、内部統制も含めたガバナンスの仕組みの整備を重視する。同社のBlockchain Laboratoryと各業界に精通したコンサルティング部門などが、企画段階から監査・法規制対応、本人確認(KYC、Know Your Customer)およびマネー・ロンダリング防止対策(AML、Anti-Money Laundering)、内部統制・セキュリティの面を整備しながらNFT導入支援・戦略策定の支援を行う。

  • Trust by Designのコンセプトと整備例