AI技術を強化、クライアントに最初に相談される存在が目標

--OKIアイディエスで現在、課題に感じられていることはありますか

滝澤氏:OKIアイディエスは、技術力に非常に強みを持っています。しかし、お客様から依頼を受けた製品や試作品を製作することが多いため、なかなか製品になったものを目にすることが少ないです。

自分たちが作ったものが製品になったということを目にする機会が増えれば、もっと技術者のモチベーションがあがるのではないかと考え、そういった機会を増やしていきたいと思っています。

また、OKIアイディエスでは、自社で設計デザインしたIP(Intellectual Property)を持っていますが、そういったものも増やしていきたいと考え、現在はAIの技術を蓄えるための人材育成と、AI技術を提供することに力を入れています。

お客様のニーズと我々の得意な部分をマッチングさせる部分を考えながら、次の商品というものを考えていきたいと思っています。

--今後の展望を教えてください

滝澤氏:OKIアイディエスは、開発や設計を行う会社であり、お客様に、困ったことや、新しいことを始めたいときに、まず最初に相談してもらえる“仲間”になれるようにしていきたいと思っています。

「こんなことがしたいんだけど……」と、まずはOKIアイディエスに相談されるようなパートナーになっていきたいですね。

そのためには、1度頂いた仕事に期待以上の成果を出すことが重要だと考えています。

--OKIアイディエスは、技術者が多い会社だと思いますが、同じ技術出身者として社員に望むことはありますか

滝澤氏:技術はどんどん新しくなっていきます。常に新しい技術を取り入れなくてはいけません。また、お客様の状況も常に変わっていきます。お客様の状況を見ながら、新しい技術もとりいれながら、両方合わせて行っていけると非常に強くなると考えています。

社員は、みんな真面目に仕事に取り組んでいます。その仕事の中でも、楽しさを見つけていけるといいなと感じています。

また、仕事が終わった後の楽しみも見つけ、そのために仕事を早くやるという形になれば、効率も上がっていくのではないかと思っています。

仕事も楽しみ、仕事の後もどんどん楽しんでほしいなと思っています。