SEMIは5月2日(米国時間)、SEMI Silicon Manufacturers Group(SMG)によるシリコンウェハ業界の分析結果をもとにした2022年第1四半期のシリコンウェハ出荷面積の調査結果を発表した。

それによると、同四半期のシリコンウェハ(ウェハメーカーよりエンドユーザーに出荷された、バージンテストウェハ、エピタキシャルウェハを含むポリッシュドウェハとノンポリッシュドウェハ。いずれも半導体用)は、前四半期比1%増、前年同期比10%増の36億7900万平方インチで、2021年第3四半期に記録した過去最高値である36億4900万平方インチを上回り、過去最高を更新したという。

なお、過去最高を更新した同四半期について、SEMI SMG会長ならびにOkmeticの最高商務責任者のアンナ-リーカ・ヴォーリカリ-アティカイネン(Anna-Riikka Vuorikari-Antikainen)氏は、半導体市場があらゆる分野で成長を続けていることを示すものとする一方で、シリコンウェハの供給は依然としてひっ迫しており、今後も新たな半導体ファブ計画が進められる中で制約が続く可能性があるとの見方を示している。

  • 半導体用シリコンウェハ出荷面積動向(百万平方インチ)

    半導体用シリコンウェハ出荷面積動向(百万平方インチ) (出所:SEMI)