日鉄ソリューションズ(NSSOL)は4月5日、食品業界向けのサプライチェーンマネジメントクラウドサービス「PPPlan/ピーピープラン」を2022年9月末より提供すると発表した。

同サービスは、食品業界の企業が行う需給計画業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援を目的としている。出荷計画、在庫計画、生産計画、補充計画のための機能のほか、PSI(Production、Sales、Inventory)の可視化や、PSI実績の外部システム連携機能などが提供される。

  • 「PPPlan/ピーピープラン」のサービス機能

NSSOLによれば、生産計画の立案や賞味期限を意識した出荷調整といった需給計画業務は、過剰在庫や販売機会低減による損失防止、物流コストの削減につながる一方、商品や卸先ごとの対応が必要となるため煩雑になりやすく、人手による作業が多いという。

同社は、同サービスをサブスクリプションモデルで提供することで、初期費用や工数を抑えた企業のシステム導入を支援するねらいだ。今後もサービスの機能拡張をすすめ、将来的には販売物流領域やデータ利活用などの機能も実装する予定だ。