Microsoftは3月9日、Windows Insider Blogの「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22572」において、プレビュー版Windows 11の最新ビルドであるBuild 22572のリリースをアナウンスした。このビルドでは、新機能として2つの受信トレイアプリが追加されたほか、多数の機能改善やバグ修正が行われている。
Build 22572における大きな変更点として挙げられているのが、「Microsoftファミリー」と「Clipchamp」の2つが受信トレイアプリとして追加されたことである。Microsoftファミリーアプリは、Webやモバイルで使用しているMicrosoftファミリーセーフティ機能をWindows 11でも利用できるようにするもの。
ペアレンタルコントロールを設定して不適切なアプリやゲーム、Webサイトの閲覧をフィルタリングしたり、アクティビティレポートで家族のデバイス利用状況を把握したりすることができる。
Clipchampは手軽に動画の作成や編集をすることができるタイムラインベースのビデオエディタである。トリミングや分割などといった基本的な編集機能に加えて、トランジションやアニメーションテキストなどの本格的な機能も使用することができる。また、100万を超えるロイヤリティフリーのビデオやオーディオ、画像などのコンテンツが利用できる点も特徴として挙げられている。
その他の新機能としては、近日中に公開される予定の「検索ハイライト」と呼ばれる検索機能や、米国向けのみではあるが新しいMicrosoft Defenderのプレビュー版などが挙げられている。
Windows InsiderプログラムのDevチャネルに登録しているユーザであれば、Windows UpdateからBuild 22572へのアップデートを実施することができる。