2021年9月度の半導体製造装置の販売額(3か月移動平均値)は、日本半導体装置協会(SEAJ)による日本製半導体製造装置が前年同月比39%増、前月比10.9%増の2723億8800万円。SEMIによる北米製半導体製造装置の販売額が前年同月比35.5%増、前月比1.7%増の37億1810万ドルとなったという。
なお、これらの数値は、3か月移動平均値であることに注意が必要である。
SEMIのCEO兼プレジデントのAjit Manocha氏は、「北米を拠点とする半導体製造装置メーカーの9月の月次販売額は、7月に記録した史上最高値に近づく勢いを見せた。半導体消費の主要な最終製品マーケットと、そこに向けた半導体生産額の継続的な成長は、製造装置を含む半導体エコシステムの成長をも推進し続けている」と述べている。
ちなみにSEMI、SEAJともに市場地域別での月間販売額を明らかにしていないが、東京エレクトロン(TEL)やApplied Materials(AMAT)など大手製造装置企業の直近の売上高に占める中国の比率は最大4割近くとなっており、今後とも積極的に設備投資を進める韓国ならびに台湾とともに3大市場であり続けるものと予想される。