United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は6月23日(米国時間)、「Google Releases Security Updates for Chrome|CISA」において、Google Chromeに脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、遠隔から攻撃者によってサービス妨害攻撃(DoS: Denial of Service attack)を引き起こされる危険性がある。
脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。なお、脆弱性の詳細はアップデートが行き渡るまで伏せるとされており、概要のみが示されている。
脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Google Chrome version 83.0.4103.116 for Windows
- Google Chrome version 83.0.4103.116 for Mac
- Google Chrome version 83.0.4103.116 for Linux
脆弱性は深刻度が重大(High)に分類されており注意が必要。上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することが推奨される。
Google Chromeはメニューから「Google Chrome について」を選択することでバージョンを確認することができる。アップデート可能なバージョンが存在する場合はその旨が表示されるので、指示に従ってGoogle Chromeを再起動することでバージョンアップが適用される。