ルネサス エレクトロニクスは5月7日、Industrie 4.0、ビルオートメーション、各種メータ、ヘルスケア機器、ウェアラブル機器、家電などの分野に向けて、Bluetooth 5.0 Low Energyと動作周波数48MHzのArm Cortex-M4コアを搭載した32ビットRAマイコン「RA4W1」を発売した。

512KBのフラッシュメモリと96KBのSRAM、またUSBとCANのインタフェース、静電容量式タッチキー、独自のセキュア暗号エンジン(SCE)などを搭載したマイコンで、Bluetooth 5.0利用時のピーク電流は受信時3.3mA、送信時4.5mA(0dBm時)、外部からの損失を受けることがない場合、125kbpsモードで-105dBmの受信感度も達成しているという。

また、Bluetooth 5.0については、プロトコルスタック基本パッケージに加えて、Heart Rate Profile(HRP)、Environment Sensing Profile(ESP)、Automation I/O Profile(AIOP)などといった各種標準プロファイルに準拠したAPI機能も提供するとのことで、これによりユーザは、早期にプロトタイプの開発と評価の実施が可能になるとしている。

なお同製品は7mm角の56ピンQFNパッケージを採用しており、参考価格は1万個一括購入時で3.98ドル/個(税別)としている。

  • 32ビットRAマイコン「RA4W1」

    Bluetooth 5.0対応32ビットRAマイコン「RA4W1」のパッケージイメージ