NECソリューションイノベータは6月19日、米NetskopeのCASB(Cloud Access Security Broker)ソリューション「Netskope」の提供、導入支援を開始した。価格は、いずれも税別でNetskope Active Platformが1ユーザーあたり年間2万2000円、Netskope IaaS Professionalが1リソースあたり同2万5000円、Netskope for Web(Netskope Active Platformの契約が必要)が1ユーザーあたり同8800円、今後1年間で5万ユーザーライセンスの導入を目指す。

Netskopeは、セキュリティリスクの高いアクティビティの検出、機密性の高いデータの保護、脅威の拡散阻止、インシデントへの対応など、クラウドサービスの安全な利用やコンプライアンスの順守を支援するソリューション。

  • 「Netskope」の概要イメージ

    「Netskope」の概要イメージ

主な特徴として、シャドーITを含め、社内におけるクラウドサービスの利用状況をIT管理者が監視することが可能なことに加え、クラウドサービスにポリシーを適用することで、アクセス権限が適切かなどをリアルタイムでチェックし、機密情報や個人情報の外部への持ち出しをブロックするという。

また、業種ごとに求められるコンプライアンス要件や自社のポリシーを満たしていることを監査し、レポート化を実施するほか、セキュリティリスクの高いクラウドサービスの利用や不正利用をCCI(Cloud Confidence Index:クラウドアプリケーションの信頼性を指数化したものであり、「企業における使用適合性」をはじめとするいくつかの判断基準をカタログ化し、数値化したもの)によるリスク評価基準(CCIスコア)の点数の範囲指定により排除する。

NECソリューションイノベータは同ソリューションの提供にあたり、クラウドサービスの利用および企業内における一貫性のあるセキュリティポリシーの適用などに関する導入支援を行うほか、同社が提供するIDaaSソリューション(注2)「OneLogin」を組み合わせたソリューションにより、利便性とセキュリティに配慮したクラウドサービスの活用を支援するという。